数年前、いろいろと思い悩んでいたときに。
一度だけ、きちんとお金を払う占い師にみてもらったことがある。


いくつか興味深いことを言われたのだけれど。
そのうちのひとつが。


34歳以降に、3000万円以上の宝くじが当たる。


というもの。
しかも、絶対に。(と、その占い師は言った)


それまでにギャンブルなどで小金を稼がないこと、が条件なんだけれど。もともと私はギャンブルにはまったく興味がない。


34歳が射程圏内に入ってきた近年は、大型宝くじだけは気が向いたときに買うことにしている。
だって。3000万円以上が当たるのだ。しかも確実に。
ということは。3億円(が最高だっけ?)だって当たってしまうかも知れない。


連番とバラをそれぞれ10枚ずつ、計6000円を年3回、この先30年間買い続けたとしても、54万円の投資。54万円で3億円が当たっちゃうんだもの。
買わないわけにいかないでしょう。
いずれにせよ買わなきゃ当たらないわけだし。


3億円。
想像するだけでちょっと楽しい。


どう考えてもまず仕事は辞める。
南の島に家を買う。または建てる。
海のそばでのんびりと暮らす。


その妄想だけで3時間は楽しめる。


先日、なにかの雑誌に〝宝くじ長者〟なるひとのインタビューが載っていた。
大型くじの1等に数回当選し、小さな宝くじも度々当たっている、という男性。
曰く、無闇やたらと買っているわけではなく、好きな数字に関連した日や店や窓口などで宝くじを買ったり、毎日その時間に起きたり、おまいりに行ったりと、いろいろと努力しているのだそうだ。


念ずればかなう、の世界。
といってもいいのかも知れない。


そしてこの好きな数字というのは、実はとても意味があることなんだそうだ。
この世には、意味もなく好き、みたいなことはありえないのだと。


自分にとって意味の深いことについて、どれだけ感度を磨き、かつ強い思いを持ち、努力を継続できるかだ、というようなことをその方は言っていて。


宝くじを買い続けるというアウトプットは差し置いても。
なるほど。
と思うことが多かった。
なにかに突出しているひとの言葉には、なにかしら含蓄があるものだ。


ちなみに私が好きな数字は8。
子供の頃からなんとなく好きな数字で、かつ小学生の頃に大ファンだった巨人の原さんが8番をつけていたことも、この数字を好きにさせる理由となった。


そんな数字ではあるけれど。
私にとってはとても意味のある数字なのかもしれない。


というわけで。
今度宝くじを買うときには、8にこだわってみたいと思う。
年末まで憶えていられる自信はないのだけど。