毎週、同じようなことを話している。気がする。
大切なひとと、大切に思っていたひとと。


いつもそうなのだ。


幸せのひとつ先に浮かぶ
迷いや悩み。
それに打ち勝てない。流される。


いつもそうなのだ。


信じるという気持ちはなんて強いんだろう。素晴らしいんだろう。
信じていたからそれがわかる。
信じられなくなったからそれがわかる。


あるいは信じようとしているから?


もうやめようと話をした。お互いに。

それなのに。


もう少し頑張るかと彼は聞く。頑張りたいと彼はいう。
そうだねと私は思う。
頑張りたいというその言葉を嬉しく思いながら。
思いながら悩んでいる。
私ひとりでは頑張れない。それだけは確かだから。


それにそもそも。
頑張るとか頑張らないとか
そういうことではないのだ。きっと。


自然でいたい。
ゆっくりと穏やかに生きたい。
それだけのことなのだ。
それだけのことなのに。


私はいつも。迷ってばかりだ。