ピクニックが流行っているらしい。
昨日の朝など、テレビでピクニシャン、ピクニシェンヌなるものを紹介していてびっくりした。
世の中にはいろいろなカテゴリーがあるものだ。


厳密には、ピクニックにはいろいろな流派や定義があるらしい。
英国式とかなんとか。靴は脱ぐとか脱がないとか。
そんな固いことは実際よく知らないし、それは置いておいても。


ピクニックは楽しい。


芝ややわらかい草の上にラグをたっぷりと敷いて、お弁当を広げる。
おにぎりやサンドウィッチや果物や野菜やたくさんのおかず。
朝からつくったものもあれば、お惣菜屋さんで買ってきたものもある。
食べたいものからどんどん食べる。
食べるのに飽きたら昼寝をする。
目が覚めたらまた起きて、お弁当のつづきを食べる。
その気ままさ、気軽さ。にもかかわらずのこころの優雅さが、たまらなく心地いい。


子供の頃からピクニックのようなものが大好きで、
兄や弟たちと一緒によく近所の土手や河原に行った。
太陽と風が気持ちのいい、晴れた休みの日。
籐でできた小さなバスケットに、お菓子やお弁当を入れて。
子供の頃はいろんなことに無頓着だったから、草むらにごろんと寝転がるのだって平気だった。
草が萌えるにおいが、髪や服にうつる。
季節によってちがう、草や花のにおい。


今日は久々に晴れていて温かい。ピクニック日和。
こんな日はお弁当を持って出かけたい。大切な誰かと。
楽しいピクニックに。


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photo by lazy