会社の後輩が、GWの代休を取って四万十川に行っている。
去年転職してきた男の子。素直でまっすぐで何にでも一生懸命な。


その子に頼まれていた仕事の終了メールを入れておいたら、
旅の途中なのにきちんと返事をくれた。

そしてそのメールの最後は、こんなふうに結ばれていた。


追伸 四万十川にいます
おっさんくさいですが、自分が何を果たして生きたいのか、
死にたいのかをゆっくり考えてきます


おっさんくさくなんてないよ。
私もいつも、そんなようなことを考えている。


なにを成して生きたいか、死にたいか。


私にわかっていることは。
なにをするにせよ、人生は有限で、働ける時間は思っているより短い。
ということ。


細く長く生きる、とか、太く短く生きる、って言葉があるけれど。
でも、長いか短いかは、自分では決められない。
だけど。細いか太いかだけは決められる。自分で。


明日、死んでしまうかも知れない。


だとしたら、今日までを。
笑顔で楽しく、精一杯生きたいと思うのだ。
そして会った人には、笑顔の記憶を残したい。
怒ったり泣いたりしている、そんな顔ではなくて。


前からそんなようなことを思いながら生きてきたけれど。
去年、とても大切な人を亡くしてから…それもそのひとに最後に会ったときの私は、きっと笑顔ではなくて。
だからそのひとに。最後に笑顔の記憶を残せなかったことが。

とてもとてもとてもとても。

心残りで。
でも今となってはもう、どうしようもなくて。


だから、余計にそう思うようになった。


人生は、明るく楽しく元気に。
そしていつでもハッピーに、しよう。


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