アントンに行った。
新橋のHideout Bar、アントン。
私にとっての最高のバーテンダー
、潤さんのお店。
アントンは潤さんが28歳で出した1店目のお店。
開店4周年とのことで、半年前にオープンさせた2店目…彼が普段いるTaranga/タランガをスタッフに任せ、
アントンに戻ってきたのだ。3日間限定で。
初心に還るために、
今日から3日間だけアントンに戻ることにしました。
そんな案内メールをもらったら、もう行きたくて行きたくてたまらなくなってしまったのだ。大好きなアントンへ。
チープでゆるくて親密な空気が心地いいアントンは、私のスペシャルバー。
2店目のタランガも、もちろん大好きなんだけれど。
ここはHideoutBarという枕詞が本当によく似合うお店。
酔っ払いサラリーマンがひしめく路地にある、恐ろしく汚い雑居ビルの階段を降りる。
背が高いひとなら頭をぶつけそうな低い天井の狭い廊下を歩いて、一番奥の右手にある木のドアを開ける。
そしてはじまる、ゆるやかなHideout-time。
自ら沖縄で刈ってきたというなにかの葉で覆われた天井、ぐるりを囲むよしず。
たった8席のカウンター。その奥に、いつもの風情の潤さん。
ゆるいんだけど、いい加減じゃない。
そのゆるやかさは、潤さんが24時間自分のお店について、お客さんに提供したいなにかについて、真剣に考えて出した結論で。培ってきたもので。
だからこそ私はここが大好きなのだ。
20時という、アントンのピークタイムよりも相当早い時間に行ったおかげで、カウンターをしばし独占。
いつもの〝バナナシェイク・アルコール薄め〟を、ゆるりと飲みながら、
これまたいつものホットサンドを食べながら、潤さんといろいろな話をする。
途中からやってきたお客さんたちも一緒に、さらにいろいろな話をする。
楽しくてなかなか腰を上げられない。
この空間はいつも心地いい。
あったかい空気があったかいひとを連れてくる。
だからいつでもとても心地いい。
仕事帰りの新橋の、ここは最高の隠れ家。
#アントン[新橋]
明日から潤さんはまたタランガに戻ります。タランガもとても素敵なお店です。