週末のできごと/信じることの力。

この週末は本当にいろいろなことがあった。

恋人と言い合いになり泣きながら帰った土曜日の朝。31歳の誕生日。
悲しい気持ちに押しつぶされそうになったけれど。
昼過ぎに街でばったり恋人と遭遇、そして仲直り。
ちょっとした運命を感じたりもした。
夜は、恋人と誕生日のお祝い。
とても素敵なプレゼントと、心のこもったお祝いをしてくれる。
一緒に誕生日を祝えたことを嬉しく思う。

そして友達からも、たくさんのメッセージが届く。みんなありがとう。

日曜日の夜は新橋のバー、タランガへ。
ひとり飲みをしていたら、恋人から連絡がきて二人で飲むことに。
一緒にバーで飲むのは久々のこと。とても楽しい気分。
恋人が今年のテーマについて教えてくれる。
とてもいい言葉たち。応援してあげたいと心から思う。

月曜日は恋人と部屋着を探しに出かける。
いつもの借り物の部屋着ではイマイチだからと、誕生日プレゼントのひとつにしてくれたのだ。
その後、TCKへ。10年ぶりくらいの大井。
二人で負け続けたものの、かなり楽しい。
最近の競馬場ってきれいだし。しかも恋人の家から歩いて行けるし。

そして。夜。
ここのところずっと、心の重しになっていたこと。
笑顔になれないでいたことの理由。
それについて、恋人にきちんと聞いた。
もう既に知ってしまっていた、とても辛いことを確認する作業。
傷の上にたっぷり塩を塗りこむようなものだ。それも自分の手で。
でも、これからも彼と向き合っていくために、それはどうしても必要なことだったのだ。
どんなに血を流したとしても、絶対に。

ひとを信じるということは、すごいことだ。
友達でも家族でも恋人でも。
ある一定の信頼があるからこそ関係は成り立つ。
信じているからこそ、自分らしくもいられる。安心も安定も含めて。
でもその信頼を損なうことを、相手がしていたら？
たぶんとても傷つく。場合によっては修復もできないくらいに。

私は恋人をとても信頼していた。

だから本当に本当に悲しかった。もちろんいまも、とても。
でももう一度だけ、信じてあげようと思う。
私の思いにきちんと応えてくれる人だと信じているから。

いろいろな話をした。

これまでの恋愛、人間関係、生き方、家族。そしてこれからのこと。
私と恋人は国籍が違う。それも少し複雑な違い方。少なくとも恋人はそう思っている。
たとえば結婚は、同じ民族どうしよりも複雑だ、といった具合に。
でも私は彼の出自を含めたすべてを彼のidentityだと受け止めているし尊重もしている。

それに何より。
先のことを心配しすぎても仕方がないと私は思う。
2年後は、今日と明日と明後日の継続、その集積。
何かが起きたら、その時に、ひとつひとつ解決していけばいい。
それだけの力は持っているし、それができないような関係性ではないから。
先を案ずるよりも、今日を大切に。
そして大切な人を大切に毎日を生きる方が、人生はきっとずっと楽しい。