今日は体調が悪くてあまりものが食べられない。
仕方がない。こんな日もある。
というわけで全然違う話をしようと思う。

いまや日本を圧巻した感のある花粉症。

私が花粉症になったのは、まだ花粉症という言葉が
世の中に浸透していない20年以上前のこと。
当時小学生だった私は春と秋に発生する
原因不明の強烈な目のかゆみと連続するくしゃみ、微熱に苦しんでいた。
その症状に「花粉症」という名前が付けられたのは中学生になった頃。
しかし症例名がわかったところで具合が良くなるわけもなく、
春と秋は相当憂鬱な日々を送っていた。

ところが。
発症後、10年と少しした春のこと。
突然。ぴたりと。花粉に反応しなくなったのだ!
そして今。症状が止まってから10年ほど経つが、復活の気配なし。

考えられる理由は3つ。

その1 ヨーグルトドリンク効果
ヨーグルトドリンクを毎日500ml以上、2年間近く飲み続けたこと。
単に好きで飲んでいただけなんだけど、
最近ではヨーグルトは花粉症に効くとあちこちで目にするため、
あながち出鱈目なことをしていたわけではないらしい。
先見の明があったというか野生の勘というか。

その2 環境の変化
大学入学と同時に田舎から東京に出てきた私。
私のアレルギー源は杉は少なく他の植物が多いため、
東京では反応しないというもの。
この説はわりと有力だが、しかし花粉の季節に田舎に行っても反応しなくなったので、あながち環境変化だけを理由とするのもどうかと思われる。

その3 花粉池の満了
説明として正しくない日本語な気がするが、
要は重度の花粉症を一定期間続けると、
「もうこれでいっぱいだよーこれ以上苦しめたら死んじゃうよー」と
カラダが反応、もしくはそのため免疫体ができる、もしくは神様の思し召しで治るというもの。
私の母も私と時を同じくして発症したのだが、
ヨーグルトも環境変化もないにもかかわらず、
やはり10年程度で症状が止まり続けている。

どの理由(と思われるもの)も決め手に欠けるし、
もちろん医学的にアレルギー体質が改善されたわけではないので、
いつまた発症するかは分からない。
分からないけれど、しかし症状が止まっていることに変わりはない。

いま苦しんでいる人たちにも。
いつか症状が止まる日がきますように。