おいしいものを食べると。
どうしてこんなに幸せな気分になるんだろう。
おいしいものは素晴らしい。
ゴージャスなグランメゾンでも
シェフの顔が見えるフレンチレストランでも
街のラーメン屋さんでも。
というわけで。
ここでは東京最高のレストランの話をしようと思う。
東京最高のレストラン。
まず最初に思い浮かぶのは、麻布にある龍土軒。
料理も確か。何より素敵だなと思うのは、
シェフとマダムのサービス。
…という言葉では言い尽くせないおもてなし。
これはもう、お二人の人柄がなせる業ですね。
奇を衒わない、スタンダードでしっかりしたフレンチ。
アミューズからコーヒーまですべてに満足できるお店はそんなにないけれど、
このお店はどれをとっても本当においしい。
特に気に入っているのが、
鴨のコンフィ、カリフラワーのコンソメのジュレ、アーモンドアイスのチョコレートソースがけ。
いまどき珍しいクラシカルなフレンチの良さ、シェフの腕の素晴らしさがずっしりと伝わる料理たち。
ここを最後に訪れたのは、
昨年のクリスマスシーズンのこと。
相変わらずの料理と、
シェフとマダムの温かいおもてなしと楽しいおしゃべりを堪能し、
心から満足の一夜になった。
このレストランに行く度に思うのは、
歴史の重みと伝統を守る素晴らしさ。
ここは1900年頃の創業なんだけど、
柳田国男、藤村、独歩、荷風などの文豪がサロンにしていたり、
乃木希典や二・二六に関わった将校たちも集っていたお店。
四代目のシェフは「このお店らしさ」を引継ぎ守ることを、
気負わず、でもとても大事にしている。
もちろん若い頃は逡巡もあったそうだけど。
そしてお客様も先々代からの常連という方が多く、
このお店の意義や空気を尊重し、
大切な日にゆったりと時間を過ごすために来る、という感じ。
守るべき歴史や伝統があることは、
必ずしも堅苦しく窮屈なことじゃなくて、
むしろ誇るべきことなんだなあと。
そして守るべきものはやはり守らないといけないのだと。
シェフとマダムの笑顔を見るたびに思う。
#龍土軒[西麻布]
どうしてこんなに幸せな気分になるんだろう。
おいしいものは素晴らしい。
ゴージャスなグランメゾンでも
シェフの顔が見えるフレンチレストランでも
街のラーメン屋さんでも。
というわけで。
ここでは東京最高のレストランの話をしようと思う。
東京最高のレストラン。
まず最初に思い浮かぶのは、麻布にある龍土軒。
料理も確か。何より素敵だなと思うのは、
シェフとマダムのサービス。
…という言葉では言い尽くせないおもてなし。
これはもう、お二人の人柄がなせる業ですね。
奇を衒わない、スタンダードでしっかりしたフレンチ。
アミューズからコーヒーまですべてに満足できるお店はそんなにないけれど、
このお店はどれをとっても本当においしい。
特に気に入っているのが、
鴨のコンフィ、カリフラワーのコンソメのジュレ、アーモンドアイスのチョコレートソースがけ。
いまどき珍しいクラシカルなフレンチの良さ、シェフの腕の素晴らしさがずっしりと伝わる料理たち。
ここを最後に訪れたのは、
昨年のクリスマスシーズンのこと。
相変わらずの料理と、
シェフとマダムの温かいおもてなしと楽しいおしゃべりを堪能し、
心から満足の一夜になった。
このレストランに行く度に思うのは、
歴史の重みと伝統を守る素晴らしさ。
ここは1900年頃の創業なんだけど、
柳田国男、藤村、独歩、荷風などの文豪がサロンにしていたり、
乃木希典や二・二六に関わった将校たちも集っていたお店。
四代目のシェフは「このお店らしさ」を引継ぎ守ることを、
気負わず、でもとても大事にしている。
もちろん若い頃は逡巡もあったそうだけど。
そしてお客様も先々代からの常連という方が多く、
このお店の意義や空気を尊重し、
大切な日にゆったりと時間を過ごすために来る、という感じ。
守るべき歴史や伝統があることは、
必ずしも堅苦しく窮屈なことじゃなくて、
むしろ誇るべきことなんだなあと。
そして守るべきものはやはり守らないといけないのだと。
シェフとマダムの笑顔を見るたびに思う。
#龍土軒[西麻布]