こんにちはニコニコ

 

先日土曜日に開催された

 

「子ども達の未来を育む足の講演会」

 

とても充実した素晴らしい講演会でした!

 

 

自分の備忘録としても、印象に残った部分(ほんの一部ですが)記していこうと思います。

 

 

今日は

 

 

「現代の子どもの健康とスポーツ」

 

 

武藤芳照先生です。

 

 

武藤先生は、

 

整形外科医

オリンピック水泳チームドクターをご経験

身体教育学(東京大学教育学部)の教育・研究

高齢者の転倒予防と学校保健の改善

舞台医学

スポーツコンプライアンス

 

などなど…幅広く活動をされています。

 

 

 

様々な活動をされるなかで、一貫して大切にされているのは

 

 

「健やかなからだを育む」

 

「予防に勝る治療はない」

 

 

なのだそうです。

 

 

足育についても、

 

「足育という言葉もとてもいいし、『理論的』で『実践的』とても社会的でヒューマンな活動」だと、励ましてくださいました。

 

「究極の介護予防は、元気な子ども達を沢山育てること。だから足育が大切」とも。

 

 

講演中、印象に残ったキーワードは、

 

 

Transport

 

MotionEmotion 

 

そして

 

Education

 

です。

 

 

……

 

 

スポーツの語源は

 

"Tran’sport"(輸送)

 

それは、

 

「他に心を移して 楽しむこと」

 

「気晴らし、あそび、面白さ、楽しさ」が基本。

 

そこに

 

Athletics(賞品・賞金・報酬が前提の競闘)が掛け合わされたのが現代のスポーツであり、

 

 

本来のスポーツは自由で面白く、楽しい活動のことを指すはずが、

 

「スポーツの普及・社会との関わりの増大から生まれたひずみも多々ある」のだそうです。

 


子ども達にとって、スポーツとは



練習練磨の体験を持つこと


フェアプレイの精神を学ぶこと


仲間とのチームワークを経験すること


「勝利と敗北」「成功と失敗」喜怒哀楽を経験できる



そんな素晴らしい面があります。



そして、とりわけ

 

 

「子どもたちにとって大切なのは、原っぱを駆け回るような感覚の遊び」


 


 

「スポーツは薬と同じで、少なければ効果はないが、多すぎると害(副作用)を生む」

 

 


過ぎたトレーニングから、スポーツ障害をもつ子も増えているそうです。

 

「ノー・トレーニング」


「いかに休ませるかが、指導者の見せどころ」

 

という箇所も心に響きました。

 

 

 

現代は

 

スポーツのしすぎによるスポーツ障害

 

そして

 

運動不足による体力・運動能力の低下

 

その2極化があり、

 

11年かけて「運動器検診」を導入されました。

 

▶︎運動器の健康・日本協会 学校での運動器検診

 

 

 子どもの体は成長過程で軟骨だらけ。


(大人の骨は約200個あるのに対して、子どもはなんと約350!)


だから、"使いすぎ"にも"使わなすぎ"にも注意が必要です。


 

 

もう一つ心に残ったキーワードは

 

 

Motion と Emotion

 

(運動と感情)

 

 

英語にすると頭文字一つの違いしかありません。

 

Life is motion!とは、アリストテレスの言葉だそうです。

 

 

心が動けば 体が動く

体が動けば 心が動く

 

 

この言葉、私もとても共感します照れ


 

…♡

 

 

初めから終わりまで、

「ユーモア」と、参加者の学びを引き出す「質問」がふんだんに挟み込まれていて、とても楽しい学びの時間でした。

 

 

 

笑いあり

 

質問されてハッとなり

ヒヤっとし(笑)

 

考え

 

想像し

 

気づき

 

落とし込み

 

 

まさに、

 

 

Education(引き出す学び)!

 

 

質問→説明→ユーモア→説明→質問→ユーモア→本題…

 

ミルフィーユのように折り重なるリズムにすっかり引き込まれてしまいまして、

 

「あなた赤い目立つ服を着て、さくらのようにウンウン頷いてたね」なんて言われてしまいました(笑)

 

 


ウンウン体が動いてしまうのです。

 

まさに

Life is motion!

 

心が動いたのですね。

 

 

理解したくて頭はフル回転なのに、同時に心身で聴く。

 

そんな感覚でした。

 

 

講師としての気づきもたくさん頂き、限られた時間内で全ての受講者に意識を向け、心をくばる、そのお人柄にすっかりファンになってしまったのでした。

 

 

むずかしいことを やさしく

 

やさしいことを ふかく

 

ふかいことを おもしろく

 

(井上ひさし)

 

「大切なことを、わかりやすく正確に伝える」それをモットーにしているのだそう。

 

素敵ですお願い

 

 

最後に

 

 

武藤先生は舞台医学にも携わっていて、ご友人のオペラ歌手の方の言葉をシェアしてくださったのですが、

 

 

そこに足育アドバイザーの私はズキュン♡とやられてしまいました。

 

 

「オペラは体のどこを使って歌うと思いますか?」

 

 

 

「喉?」それはそうだけど…

 

 

 

「腹筋?」それも大切…

 

 

 

でも

 

 

 

 

彼女が言ったのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は足の親ゆびで歌うんです」

 

 

 

 

と!

 

 

 

 

親ゆびで地面をしっかりととらえ、体の土台が安定して、伸びやかな歌声が出るのですね。

 

 

足育アドバイザーも多かった会場に広がる喜び…♡感じましたよ!

 

 

素晴らしい講演をありがとうございました。

 

 

 

少し長くなりましたが、ここまでお読みいただき有難うございました。

 

今日もあなたの一歩一歩が心地よくありますように・・・

 

 

子どもの靴えらび・心地いい靴えらび

 

足元から体と心を育てる遊び

 

足育アドバイザー

小川奈緒子