保険会社・ザ・ドキュメント・その三
最初はアパートに入っても、すぐ帰ろうと思っていました。
しかも、時間は既に終電間近。
お金さえ返してもらえれば、帰れるのです。
まず、中に入って言った事、
「今日は泊まっていって下さいよ」
いや、だからお金を返してもらって帰るって。。。
「これ、送ってきたソバですが、持っていって下さいよ」
いや、ソバよりもお金を返してくれ。
「お茶飲みますか?いま、いれますね」
いや、お茶よりも帰してくれ。
相変わらず、いたせりつくせりですよ。
その後、部屋の説明をうけたり、
テレビでも観てくださいとつけたり、
お茶をついでくれたりと、
回りまわって優しくしてくれました。
しかーーーーーーーーーし、
突然そんなに優しくもてなしてくれるという事は、
裏がある。
裏がないほうがおかしい。間違いない(大ヒットギャグ)。
そして、いよいよ雲行きが怪しくなってきましたよ。
まず最初は、自分の不幸話。
「俺、首になりそうなんですよね~」
いや、俺、風邪ひいていて今すぐに死にそうなんだけど・・・。
次に、自分の親族の不幸話。
それよりも、今の俺が不幸なんですけど・・・。
この時、既に終電は出ていました。
つーか、そこまでの話に持って行くのに長い!!
はい、いよいよ終電もなくなり勝負のゴングが鳴りましたよ、自分の中で。
カーーーーーーンと。
まー、最初は相手の出方を見ましたよ。
作戦的には相手の出方を見て、訳の分からない流れに持って行って、
煙に巻く!!
これしかないでしょう。
別なパターンとして、いきなり頭のおかしくなったヤツになりすまし、
煙に巻く!!
つーか、それはいつもの自分じゃん。。。
まずは、永遠と相手の話を聞いて話を合わせましたね~。
大変ですね~とか、頑張って下さいよとか。
それでも相手は、本題に入ってこようとはしません。
既に一時間は経過しています。
そして、更に三十分ぐらい経ちましたか、
「それで、入ってくれませんかね?」
はい!!きました!!
いよいよ本題の加入トークです。
しかも、アパートからここまでの会話は、全て営業トークの調子です。
つーか、友達にもそんな会話していたら、嫌われるぞ、あんた。
こちとらは、まず何の話か分からないふりをします。
すると、相手は更に詳しく説明しだします。
段々、調子にのった営業トークも弾んできます。
もー、のりのりです。
ちなみに、この話の間中、お茶を飲むと継ぎ足し、飲むと継ぎ足しでかなりの量に。
いらないと言っているのに継ぎ足してきます。
「○○さん(私)に幸せになってもらいたいんですよ」
どこかの、新興宗教ですかΣ( ̄□ ̄;;)
「こんなに、お得なプランなんですよ」
お得よりも何よりも、終電で帰らせてくれた方が、
自分にとってはかなりお得だったんですが・・・。
その後も、機械を取り出してどれくらいお得かと説明してくれました。
でも、お金は返してくれないのねん。
って、その時点で既に契約しないじゃないですか。
お金も返してくれない、夜中に呼び出される、明日も早い、どーしろと。
夜中の二時にこんな話を聞いてどうなるんだと。
そして、「契約してくれませんかね~?」
いえ、俺は契約しません。
はい、きっぱりすっきり断りました。
「どうしてもダメですかね~?」
はい、ダメです。
「はあ~~~」
ため息ですかΣ( ̄□ ̄;;)
すると今度は、名義だけでもかしてくれませんかと。
はぁっΣ( ̄□ ̄;;)
お金は俺が払いますから、名義だけでも貸して欲しいとの事です。
というか、絶対面倒な事になるじゃないですか。
ただでさえ、未だお金が返ってきていないのに、そんな問題を誰が了解しますか。
つーか、あんたに名義を貸した時点で、かなりのハイリスクだろ。
それでも、何度も契約しろ契約しろとしつこいのですが、
こちらも、何度もダメダメ、ダメ~と言ってやりました。
終いには、どうしてダメなのかの理由を聞きたいというじゃないですか。
はぁっΣ( ̄□ ̄;;)
分からんのか???
「ダメなら、それには理由があるじゃないですか」
はぁっΣ( ̄□ ̄;;)
なんですか?このキチ○イはΣ( ̄□ ̄;;)
お前の常識がダメだと思うよ~。
理由は、相手が分かるように遠まわしに言いましたよ。
でも、分かってもらえず、もういいやと思って訳の分からないネタに走りましたよ。
それでも「理由になっていないじゃないですか」と。
いや、別に何で俺があんたに詳しく理由を説明しないといけないの???
「今後の参考に、勉強したいんですよ」
何で、こんな夜中に勉強の手伝いしないといけないの???
ここできっぱりと、あんたのその性格と人格で契約出来ないと言ってやりましたよ。
つーか、人に聞いている時点で勉強にはなっていないのですがね。
「そうですか、俺にもっと思いやりがあればよかったんですね」
いや、そういう問題じゃないだろ。
そして、夜中の三時。
相手も黙りましたよ。
テレビに映るニュースを眺めていましたよ。
すると突然、
「あ~、眠たくなってきちゃったな」
はあああああΣ( ̄□ ̄;;)
こっちが死にたいぐらい眠たいですよ!!!!!
それなら、とっととここから一秒でも早く出て行きたいですよ。
というわけで、お金を返してと言うと、
「今ないですから、口座に振り込みます」との事。
はあああああΣ( ̄□ ̄;;)
「それか郵便で送りますよ」との事。
はあああああああああああああ、おあたー!!Σ( ̄□ ̄;;)
つーーーー事は、今日は何の為に人を夜中に呼んで、
ここに軟禁しているのですかΣ( ̄□ ̄;;)
はい、契約をとる為なのですがね。
もー、ここに来てしまった自分がバカバカしく思いますよ。
しかし、ここで返してもらわないと、今度はいつ帰ってくるか分かりません。
「じゃあ、コンビ二でおろしてきますよ」
つーーーーーか、初めにそれをやれーーーーー!!!!!Σ( ̄□ ̄;;)
コンビ二に行く途中、ほぼ無言。
そして
「俺決めましたよ。○○(私)さんに会って決めました。
年収一千万になって、○○さんの劇団買収します」
何でしょうか、この無礼なキチ○イはΣ( ̄□ ̄;;)
つーか、何を喋っているんでしょうか。
つーか、お前は何なんだΣ( ̄□ ̄;;)
そして、コンビニに到着。
お金をおろして、「はい」と手渡してくれました。
「はい」???
すみませんの一言もありませんよ、この人は。
そして、無言でコンビニを出ます。
何にも言わないので、また何かあったら連絡下さいと、こちらから挨拶しましたよ。
すると、「もうこちらから連絡する事はないと思いますので(半笑)」。
いや、もう一生連絡してこないで下さい。
こうして、全勝でこの勝負、私の勝ちですよ。
しかし、貰ったソバどうしましょうかね~。
食べる気がしませんよ。捨てたら勿体無いですし・・・。
今度、どこかに持って行きます。
つーか、某日○生命の社員って、皆あーなのでしょうかね???
多分、一部の人だけだと思うのですが、あまりにも酷い社員ですよ。
うーん、困ったものだ。。。
日記の書き出し二百七十八回目でした。