ある日、キッチンのテーブルの上でパンと歯ブラシが出会った。パンはちょっとした不満顔、歯ブラシは仕事を終えて清々しい気持ちでいた。
パン:「歯ブラシって、なんで君はいつもそんなに真面目なんだい」
歯ブラシ:「え? 真面目? 僕はただ、 毎日きちんと仕事をしてるだけだよ君は? 」
パン:「僕はね、朝食でいつも人々を楽しませてるんだドヤ!」 ふんわりとして、 あたたかくて… まさにみんなの幸せの源さ 」
歯ブラシ:「そりゃ確かに、 君はおいしいよ、でもさ、 僕がいなければ、 みんなの歯に君のカスが残って、 それが虫歯の原因になっちゃうんだよ、 だから、 僕の仕事も大切なんだ」
パン:「虫歯虫歯ってうるさいなぁ君がいなければ、 みんなずっと僕を味わい続けられるんだよ僕なんて、ほんの数分で食べられて、 消えてしまう、君みたいに人の口の中で毎日ガリガリやってるわけじゃない」
歯ブラシ:「確かに僕はガリガリやってるけど、そのおかげで口の中が清潔になるんだ、しかも、 僕は長持ちするんだよ! 君なんて、 一度食べられたらそれで終わり、儚い存在だね」
パン:「なんだと!? 儚い存在だって!? その儚さこそが美しさなんだよ! 人々は僕を求め、 愛し、 そして僕とともに素晴らしい朝を迎える、君なんて、 誰も楽しんで使ってないじゃないかまた歯磨きしなきゃ! って、 みんな嫌がってるんだ! 」
歯ブラシ:「確かに僕はエンターテイナーじゃないけど、 健康のためには欠かせないんだ 君がどれだけおいしくても、 僕がいなければそのおいしさが虫歯と一緒に記憶されちゃうよ」
パン:「虫歯虫歯って、 そんなに虫歯が怖いのかい? 僕の甘いジャムやバターと一緒に楽しんでる時間、 みんなの笑顔を見てくれよ! その瞬間は、 歯磨きなんて頭の片隅にもないんだ」
歯ブラシ:「確かに、君がいる時はみんな幸せそうだでもね、僕が登場するのはその後のケアみんなが君を楽しんだ後、 僕がいることで次の日もまた君を楽しめるんだよ」
パン:「…… それって、 僕たちは協力し合ってるってことかい」
歯ブラシ:「その通りさ君がみんなの朝を彩り、僕がその笑顔を守る僕たちは対立しているんじゃなくて、共に働いているんだよ」
パン:「なんだ、君も意外といいやつじゃないか」
歯ブラシ:「お互い様だよ。だから、これからもよろしく頼むね」
こうして、パンと歯ブラシはお互いの存在価値を認め合い、キッチンのテーブルの上で友情を深めていった。