現在、ICE療法3回目の入院中です。治療は3日で終わりますが、経過観察として約2週間入院です。

1回目は、吐き気が強く、夜中に一度吐いてしまったり、食欲もなくなったので、2度目は点滴の吐き気止めを増やしていただき、吐き気は収まりましたが、食欲はなく、途中から食前の吐き気止め(メトクロプラミド)も導入して、食事も食べられるようになりました。その経験から、今回は、吐き気も食欲も順調に抑えられています。

元気なのに入院はつまらないですが、お医者さんや看護師さんに見守られ、順調に過ごしています。1回目に退院した時、寝る前の薬を飲ませ忘れて夜中に飛び起きたことがあります。どうしても外に出ると家事やら何かでやることが多くて、治療に専念できる入院生活はそういう意味ではいいのかもしれません。ただ、今回入院してみたら、前回までは許されていたコンビニへの買い出しができなくなってました。さらに病棟内での散歩もできず、病室内での運動のみ。というのが、同じフロアで感染症の方が(コロナではありません)出たから。病棟にはヘパフィルター(空気を綺麗にする設備)も入っているのですが、大事をとっているのだそう。運動不足が心配なので家から「机に座りながら歩ける」という健康グッズを持ってきてもらって運動不足解消を図ってます。


このまま順調に行けば、再来週から造血幹細胞移植を予定しています。

ICE2回目の治療のあと、自分の造血幹細胞をとりました。造血幹細胞は骨髄の中にあってここから赤血球や白血球が造られるもとなのだそうで(詳しいことはhttps://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/HSCT/hsct01.html)、これまでの3回は腕から点滴針をいれていましたが、幹細胞採取はやはり太い静脈がある足の付け根(鼠径部)からやりましょうということになりました。

 

両腕から採取する場合が多いらしいのですが、両手が数時間(4-5時間)使えずに、動くことも許されないので(トイレもいけない)息子の場合は足の付け根のほうがいいのではないかと主治医の先生が提案していただきました。結果、予定の時間よりもずっと早く終わりました。お昼ごはんも2時までに食べられないかも(昼食の取り置きは2時間まで)ということで、特別食を用意してもらってましたが、しっかり12時前に終わり、「杞憂でしたね」と看護師さんと笑ったほど。

採取の間はずっと、専門の技師さんがついているので、いろいろお話をきいたのですが、静脈は太いので採取も短くてすんだとのことでした。遠心分離機をかけて血が袋にためられていく・・・・見ていて不思議でした。これを冷凍保存するのだそう。

ところで足の付け根(鼠径部)から入れたチューブは抜いた際に見せてもらいましたが、結構太くて長いので、最初にみたら心配になっていたでしょう。長さは20センチ以上もあり、座ったりするところが曲がってました。
チューブを入れた状態で2日間生活したので、当初トイレや食事の時に座るのがどうかな?と心配でしたが、本人は全然気にせずに違和感なく直角に座っていたので、本番の幹細胞移植の時にも足の付け根からやりましょう、と先生からは言われています。本番では一週間ほどいれっぱなしになるそうで、下痢をしやすくなるので、もし不衛生になったら他の場所にやりかえるという選択肢のあるとのこと・・・。

他の選択肢は、首の付け根から・・・

想像すると怖いですが、結構、首から行うことが多いそうです。