【使用教材】ネクステ、ビンテージのような網羅系は、入試本番で出題される確率が低い細かい文法知識を多く含んでおり、マスターするにはコスパが悪すぎるため不採用。基本事項のみを網羅している英文法書を採用。



【一般的な勉強方法】

・問題に正解する

・理由を理解する

・問題文を和訳する

独学で勉強する場合、ポイントはこの3つです。多くの生徒を担当すると、たったこの3つを意識するだけであっても、仕上がり具合が全く違うことに驚かされます。同じ問題集、同じ勉強方法、同じ時間、同じ周回数であっても伸び幅が全く違うのです。


たとえば、この問題の解説にはdiscussが他動詞であるから前置詞は不要、よって②が正解、と書かれています。


伸びない生徒は、解説の丸暗記に頼って、理由を自分なりに消化できません。当然、理由を根本的に理解していないので、ルールを抽象化して他の問題にあてはめることができません。「一を聞いて十を知る」ができないのです。残念ながら、独学ではそれをチェックする機能がなく、自分の勉強が正しいか否かを判断することは非常に難しいです。それは予備校や学習塾も同じです。確認テストで表面的なできをチェックする機能ではあまり意味がありません。



【南山塾の勉強方法】

他塾の塾長先生も多く見られているため、公開しようかどうか迷いましたが、全てではなくある程度公開します。南山塾がありえない大逆転合格を毎年起こす理由がお分かりいただけると思います。そして、なぜ私が既存の塾形態を諦め、南山塾を始めたのかお分かりいただけると思います。


①問題文の和訳確認テスト

②解説と問答

③ランダム確認テスト

④リンク確認テスト

そもそも、問題文に分からない英単語や英熟語があっては英文法を純粋に学ぶことができません。まずは①から始めます。また、近年の大学入試の傾向として、英文法よりも長文読解がウエイトを締めています。長文読解の土台、1つの文をしっかり訳す練習は後々大きな効果を発揮します。そして②です。解説というのは「先生が生徒に」ではなく「生徒が先生に」です。理解していなければ他者に教えることができません。理解があやふやであれば解説もあやふやになります。そしてすかさず問答です。たとえばこの問題で「他動詞」という言葉を生徒がつかったのならそれがなんであるのか、なぜ他の選択肢はダメなのか、このパターンの問題でdiscuss以外に何が考えられるか、問題文の瞬間和訳など、問答していきます。当然、マンツーマンです。そして③、全ての問題をランダムにして確認テストします。英文法問題集は英文法単元ごとにまとめられているため、たとえば「仮定法」のページであれば、「仮定法」に注目して問題を解くことができます。入試本番はその問題が「仮定法」であることを見破る必要があります。その訓練は得点力につながります。そして最終確認④、同じ英文法事項を違う英文で見破る練習、ダメ押しです。


以上、長文になってしまいましたが南山塾の勉強方法を一部紹介させていただきました。ここまで読まれた方なら独学の壁や他塾との違いもわかっていただけたと思います。ここまでやります。だから爆伸びします。