教育実習や就職活動を全て終えて強くなりました、4年のほのです。
まず初めに、平素より南山大学女子ラクロス部を応援してくださっている皆様、いつもありがとうございます。

本日はリーグへの意気込みということで、個人として、育成長として2つの意気込みを書きます。長くなりましたが、最後まで読んでいただけると幸いです。

意気込みの1つ目は、「心の野獣を忘れないこと」です。具体的な目標でもなく、数値を設定するわけでもなく、それでも個人として今の率直な気持ちであるこの意気込みを残します。
正直私は、自分の弱さを知りすぎています。時に目を逸らしたくなるくらい、もう十分だと思うほどに日々新しい弱さを見つけてしまいます。でもそんな弱さを見つめては自己効力感だけが下がり、今までそれを自信ある強さに変えられていません。それ自体が自分の1番の弱さであり、それこそが在りたい自分になれていない理由だと痛感しています。


だからこそ、私は周りから見ていわゆる「カッコイイ」先輩とは決して言えないけれど、なれる自信もないけれど、チームに貢献したい気持ちと姿勢だけはみんなに伝えられるような先輩でありたいです。最上級生となったにも関わらず、私は実際にラクロスをプレーできている期間は後輩よりも短かったりします。まだまだ自信一杯にプレーすることはできていないのが本音だし、後輩から教わることも多々あります。しかし、そんな言い訳を免罪符にして、いつまでも頼るばかりではいられません。どんなにいい内容でも、どんなにいい試合をしても、どんなに勝つための準備をしても、どんなにいいチームだと思っていても、勝たなければ日々のみんなの頑張りを肯定してくれることはないし、ただの努力賞で終わるから。「また来年」が通用しないラストイヤーのリーグだから。

最上級生になるということは決断の連続です。その決断を後悔に変えることがないよう、できる限りのことを全力で挑むための心の野獣を最後まで飼い続けます。


2つ目は、「無条件の愛でスリールを守り抜くこと」です。1年生であるスリールは素直で、まっすぐで、内には芯のある熱い思いやこうなりたいという理想をもっている一方で、自己表現が苦手で向上心をしまい込んでいる子もいるのではないかと思っています。しかし、毎日課題に向き合い、自分と向き合い、時には涙を流しながら、切磋琢磨して成長しています。まだまだ全員の気持ちは理解できていないと思うけれど、変化に気づけられる育成長でありたいです。


そのなかで、1年生という立場は時に存在価値を感じるのに苦しみ、自分の声が応援が届いているのかと疑い、上級との間に隔たりができるのではないかと不安に思うものではないでしょうか。私はそうでしたし、そんなことないよ!の声かけを受け入れられる無垢な人間でもありませんでした。しかし、学年を重ねるごとに気づいたことは、個人主義なのではなく、自分の役割を各々が理解し、それを全うしているのが、1人も欠けては成り立たないのが、ラスチカスという組織だということです。そのくらい24エールの始まりである「出会えてよかったありがとう」に私は気持ちを込めているし、ラスチカスのみんなの笑顔が一気に浮かぶ素敵な歌詞だと思います。スリールの何か一歩踏み出す勇気や、もうちょっとだけやってみようの気持ちを尊重して守り抜くのが私の使命です。


最後まで読んでくださりありがとうございます。

今後ともラスチカスへの変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします。


#89 ほの