昨日、大阪公立大学の主な改革は2つになるようです。
と配信しました。
そこで、今日はこの二つについて、私見を書いていきます。
①公用語は英語へ
②秋入学へ移行
まず、
「①公用語は英語へ」
関りの無い者からしたら、「好きにすれば」というところでもありますが、
この大学に進学を検討している中高生や教鞭をとられている先生方からしたら、大問題ですね。
提供されている授業の中には、英語の方が適している授業もあるでしょうけど、
日本語で行った方が適切な授業まで英語にしていくのでしょうか?
例えば、日本文学や日本の法律が英語で提供されるのは抵抗がありますね。
原文は日本語で読んで、授業では英語で討論したり、理解を深めることになるのでしょうか?
頭が混乱しそうです。
こうした授業はさすがに日本語で行われるのですかね?
総合型の大学で、基本英語のみで授業を行っているところですが、
有名どころでは、東京大学の理学部化学科がありますね。
東大の場合、学部入試ではなく、文系理系を3つに分けた科類入試となっています。
よって、入学時に化学科に配属となるわけではなく、2年次に専攻が決まるわけですから、
教養課程では、基本日本語の授業です。
2年後期(正確には3年次)から専攻に分かれ、化学科の授業は英語のみで提供されるということのようです。
(詳細はわからず申し訳ないです。)
東京大学全体がグローバル化に伴い、授業は基本英語で提供されるようになると、
噂のようなものはあったように記憶しています。
実際、説明会などに参加していた時に、
理学部では、他の学科も英語のみの環境に切り替わると伺ったように記憶していますが、
未だに化学科以外は英語へシフトしている気配はありませんね。
授業によっては、英語の方が良い授業が有って、英語で行われる授業もあるのかもしれませんが、
化学科以外は基本日本語での授業が提供されているようです。
今回の大阪公立大の公用語を英語にするという問題、
専攻によっては、英語での授業の方が適している場合もあると思いますが、
公用語を英語にするとなると、日本語を母国語としてきた学生には、かなり苦痛な気がしますし、
提供する側もすぐに切り替えることができるのでしょうか?
日常会話なら先生方も抵抗なく話せる方は多いと思いますが、授業もスムーズに移行できるものでしょうか?
すでに提供できる準備が整いつつあり発表されたことだと信じて、改革を見守るしかありませんね。
「②秋入学へ移行」については、次回に続きたいと思います。