よくとくに役人、市議会議員などに問題の解決を手伝ってほしい旨を伝えると、仕事をめんどくさがり直前でキャンセルされる話を聞く。
そういう人間は仕事を好きでやっているのではなく、単に収入というお金のためにしかその仕事をしていない。
いや前述だとそもそも仕事をしていない、そればかりかその仕事を嫌いなのだろう。
しかし歪である。嫌いで欠片のやる気もないのに、それでも働かなければ己の豊かな生活が維持できないため、渋々、己のできるかぎりで高収入の職業にしがみついて手を離そうとしない。

上述の事は、社会が全ての人を働かせることで自然に起こる。嫌いな仕事を嫌々にやる人は当然、やってくる客も大切にしない。とてつもない不毛と無駄。

やりたくもない仕事、しかし収入確保のためにせざるを得ない仕事。
カネがなければ生活できないぞ、カネが欲しければ働け。
人間が歪む原因は明らかにこれだ。これを変えなければ根本的解決にならない。よく叫ばれる資格をとるとか転職をしろとかはなんの解決にもならない。
カネのための仕事をするように強制している国の仕組みでは人間の精神は歪められ、仕組みによって歪んだ人間が増産され続けてしまう。


#ベーシックインカムのない世界 #マネー主義