音入れ後、初めての人工内耳調節の日です。
この新幹線を使った辛すぎる通院も今回で最後。ターちゃんの寝グズりで通勤中の皆様を苦しめるのも最後!!
という事で、病院に着いて。
今回も問題なく診察をパスして、言語聴覚士の先生に聴力検査をしていただきました。
先ずは人工内耳を着けた状態で。
右耳に着けていた(抜いてしまった)人工内耳程ではないけれど、そこそこ反応が良い気がしました。
結果は、どの音域も30〜40dBは聴こえていそう、という事でした。
音の大きさでいうと、鉛筆で書く音〜図書館で聞こえてくる物音くらい。
次に、裸耳聴力を測りました。
プルルップルルップルルッ
ブルルッブルルッブルルッ
ドルルッドルルッドルルッ
久しぶりのこの感覚。
心臓まで響く大音量。
大きな音を出されるのにも慣れてきていたはずなのに、私の耳がお亡くなりになりました。
結果、測定不能。
測定できる最大音量でも、ターちゃんに反応はありませんでした。
この子は、今まで90dB程度の音が聴こえていました。
茨の道ではありますが、補聴器でも読唇や会話の流れを読む力等を鍛えたり、本当に頑張れば生活していけなくもないというギリギリのスコアでした。
私の選択で人工内耳手術を行い、その結果裸耳聴力を失った事、それにより息子の選択肢を一つ失わせてしまった事は、生涯忘れられない事でしょう。
それでも、もし時が遡っても、私は同じ選択をすると思います。
人工内耳のマッピング(調節)は、ターちゃんも特に嫌がったりせずに進められました。
相変わらず、音を出した時だけ先生をチラ見するという雑な反応。
そんなところも可愛いんだよね←親バカ
偶々空きが無かったこともあり、次回予約は3週間先にしていただきました。引越しが終わって、暫くしてからの日取りです。
ターちゃんの聴こえも心配でしたが、新生活に不安もあったので、無理のないスケジュールにホッとしていました。
(実際は、それでも大忙しだったけど)
帰りの新幹線では、ターちゃんが泣いたり人工内耳を取ったりもありませんでした。
周りのお客さんに笑いかけたりバイバイを披露したり、愛嬌を振りまきながら帰りました