無欲無私の境地を学べた夏の例会。
西郷隆盛 御子孫 西郷隆太郎ライオンから学ぶ。
自分自身の欲望に執着せず、利益などを求めない。
利他主義(altruism)という言葉は、
利己主義(egoism)の対概念としてフランスの社会学者
オーギュスト・コントによって造られた造語ですが、
日本に導入された際に、他人を思いやり、自己の善行による功徳によって他者を救済するという意味を持つ仏教用語「利他」の語が当てられています。
ロイヤルエスコートグランプリの教訓ひとつに
①仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌
②利他の心
③無為自然
があります。
幸せになりたければ、相手を思いやりなさい。
相手の幸せを思いやってかけた言葉や行動は、
必ず、あなた自身に思いやりとなって返ってきますよと常にモデル達に教えています。
自利利他といいます。
利とは幸せという意味ですから、
相手の幸せを思いやるままが自分が幸せとなるということです。
自利利他の生き方をするか、我利我利の考え方で生きるか、これが幸せと不幸せの分かれ道になります。
西郷隆盛の話を伺い、
自分の理念と非常に志近く、震えました。
要するに、メリット、見返り、報酬など、損得勘定だけで動く人間が増えすぎてしまった現代において、
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人」こそが求められているということでしょう。
目先の利益、便利さ、効率などを追い求めてばかりいたら、心が渇ききってしまうので、
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人」に自分もなれたらなりたい、という願望を持った人は多いと思われます。
西郷隆盛がいうのは、私欲も持たず、国家のために命を懸ける人物でした。
ただそこまで高い次元でなくても、私利私欲を捨て、愛するもののために命をかける人間は、美しいものなのです。
敬天愛人
天を敬い人を愛す
互いに相手を支え合いありがたいと思う感情。
実は西郷隆盛には写真がありません。
銅像の原画は1878年にイタリア人銅版画家キヨソーネ(キオソーネ)によって描かれたものですが、
西郷の写真でなく、
弟の従道(つぐみち)、
従弟の大山巌(おおやまいわお)の写真を基に描いたものです。
君が代を国家に定めた大山巌ですね。
なぜなら、西郷は写真嫌いで、生前の西郷の写真は残っていなかったからです。
魂を抜かれる、敵が多いので指名手配の材料になる等、様々な理由があったそうです。
西郷(隆盛)の銅像の作者は高村光雲(たかむらこううん)、傍らの犬の作者は後藤貞行(ごとうさだゆき)です。
1898年の除幕式の日、妻のイト(糸子)は「宿んしはこげんなお人じゃなかったこてぇ」と言ったそうです。
子孫しか分からないあるあるを聞けました。