コクリコ坂から公式サイト:http://kokurikozaka.jp/

見てきました。久々に映画館に行きましたニコニコ

正直言うと、「ツリーオブライフ」を見たかったんですが、上映開始の時間がちょっと合わなかったので、諦めました・・・汗

ツリーオブライフの公式サイト:http://www.movies.co.jp/tree-life/


で、「コクリコ坂から」の感想ですが、面白かったです。ジブリ作品ですが、これは大人が見るアニメだと思います。

舞台が1963年という年代。郷愁にかられるシーンが多いと思います。不思議な事に、この時代を体験した事のない世代でも、この「郷愁」って何故か感じてしまうんですよね~。今の日本の生活と繋がる部分が多いからですかね。「原点」みたいなものがあるような気がします。で、人がきちんと「芯」をもって生きていたって感じがします。義理とか人情があって筋を通すみたいなかお 

この映画に「郷愁」を感じるという事で、大人のアニメだと思うし、この時代の人々の考え方や思いというものを、しっかり感じることができるのも大人の人でないとちょっと難しい気がします。


で、ここからネタバレです。



主人公が高校生の海(メルと呼ばれています。フランス語で海ってことでしょうね)と俊です。伝統のある進学校って感じがする高校に通っている二人は、信号旗に因って知り合い、魅かれ合って行きます。学校の文化部部室(カルチェラタンと呼ばれています)の取り壊しをめぐり、学生達は紛争状態。時代を感じます。そいうことに熱くなっている学生って今はいるのだろうか・・・。

海ちゃんは家事一切をきちんとこなし、高校に通っているんです。ホントにえらい子ですよビックリマーク 家事をこなすシーンが最初なので、電化製品が然程発達していなかった家事の様子は、改めて大変だな~って感じます。でも、凄く温かみがあるシーンなんです。


魅かれ合っている海と俊ですが、実は出生の秘密があり、魅かれ合ってはいけない関係なのではという疑惑が持たれます。何だかこれで、「韓国ドラマ」のようだガーンと、思ってしまった私。そこが重要っちゃ重要なのかもしれませんが、何かちょっと違うことが焦点になる恋愛話にして欲しかったなぁ。


この映画の魅力は、生活の様子や、街の様子など、凄く雰囲気があっていいんですよね~。海が見える街っていいですよね。坂が多いのは実際生活すると大変でしょうがね。ジブリ作品の「海が見える街」って、私は大好きです。あんな街に住みたくなります。


とってもいい映画だと思います。でも、ファンタジッックではないので、見終わった直後に「もう一度見たいビックリマーク」とは思わないですね。しばらくしたら、もう一度見たいと思う作品です。