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公式HP: http://www.movies.co.jp/cinderellaman/


試写会に行ってきました鍊 
評判の映画だったので、当たるとは思っていなくて、びっくりです。「チャーリーとチョコレート工場」や「ファンタスティックフォー」などに、応募してましたが、当たらず・・・殮 でも、一番人気と思われていた、「シンデレラマン」が当たったので、大満足です秊


感想ですが、いやー、前評判道理ですよ囹 そりゃー、ラッセルクロー、レネーゼルヴィガーですから、期待しますよねー。期待通りです。元々の話自体が、実話で、感動的なものですから、誰が演じても、いい作品になるとは思いますがね。(ただし、ボクシングの試合のシーンは、下手すると、かなり陳腐なものになりそうですが。)

ラッセルクローは、私はあまり好きなではないです。人としてね怜 いろいろ問題起こしすぎ練 しかし、俳優としては、役柄が似通っている作品を、選びすぎるかなぁと、思いますが、それでも、やっぱりいいです。 ホント、一度打ちのめされた男が復活囹みたいな役をやらせたら、ピカイチです。好きになりたくないんですが、やっぱり魅力的な俳優です輦

レネーゼルヴィガーは、夫・子供を支える、妻であり母の役です。ホントに、作品によって、全然イメージが違う女優さんですねー。「シカゴ」とは、打って変わって、夫の心配をし、貧乏でお金が無く、子供3人を育て、苦労をしている雰囲気が、にじみ出ていました。役としては、重要ではありますが、あまり目立ってはいないと思います。男が中心の映画だからですかね。


以下、ちょっとだけネタバレ注意囹




この映画、正にハリウッドって感じの感動作です。久しぶりに、アメリカの良心獵という感じがしました。「シービスケット」でも、感じましたが、「どん底から這い上がり、成功を掴む」といった話は、ハリウッドは上手い。感動させてくれますよ怜

大恐慌で、アメリカ国民皆が、食べる物にも事欠く日々。セントラルパークが、掘建て小屋で埋まっちゃうような事があったんですね。大恐慌は歴史で知ってますが、あんなにひどい生活に、一般市民が追い込まれるような、状態だったと、初めて知りました怜

しかし、どんなに貧乏しても、「盗み」は絶対にしてはいけないと、ジムが息子に諭すシーンは、ホントに日本の馬鹿親に見せたいと、思いましたよ蓮

この作品の主人公、ジムブラドックは、確固とした「芯」を持っている。だから、どんなに辛くても、どんなに恥をかいても、大丈夫なんだと、思いました。その「芯」が、「家族を守る」といこと。何よりも、それが大切なことで、最優先のこと。「芯」を持っている人間は、ホントに強い。

日本でも、アメリカでも言える事だと思うが、「豊か」になる以前は、人々は、生きることに迷いが無かったと思う。みんな、「一生懸命働いて、お金を稼ぎ、家族全員、幸せに暮らす」と云う、確固たるものがあったから。しかし、今の世の中、お金はまあまあるし、家族は価値観が違うし、仕事に人生、費やしたくない。そうなると、何を目標に、何を「芯」としていいのか、分らない。皆が、迷っているのが、今の時代だと思う。迷いが無いことは、それだけで、幸せだよね・・・。と、この映画を見て思いました。

感動したシーンは、勿論ラストもそうですが、一時はマジソンスクエアガーデンを満員にしたジムブラドックが、貧乏でどうしようもなくなり、親戚に預けた子供たちを、連れ戻すため、、救済金を受け取るために、並び、それでも足りなくて、ボクシングのコミッショナーなどに、寄付を募るシーンは感動しました怜 

しかし、妻のメイの気持ちは、よく分かる。夫がボクシング選手なんて、やっぱりイヤだなー。どんなに有名で、期待される選手でも、殴られるなんて・・・。ヘビー級のタイトルマッチ前日、レストランにジムとメイが、マネージャーのジョー夫妻と食事をして、子供たちに、ステーキを持ち帰り、それを皆で食べた後、ジムが子供たちと、ボクシング遊びをしていたら、メイがキレたシーンは、本音がでてしまったって、感じでした。「あなた達は、大学を出て、安全な仕事に就くのよ獵」 親なら皆、そう思うんだろうなぁ。

とことんハリウッド映画だと思えるのは、ジムブラドックのヘビー級の対戦相手が、悪ーいヤツってところです。性格悪いです。既に、アメリカの希望の星といわれ始めていた、ブラドックと戦う対戦相手の複雑な心情とか、描かないところがね。

個人的なことですが、話の舞台がNYで、マンハッタンに1週間だけ滞在したことがあるので、知っている場所なんかが出てきて、ちょっとうれしかったです秊

とにかく、感動作なので、最近落ち込んでいる人、元気が出ない人、特にお薦めです。