見ました。

とっても見たかったので、購入したんですがまだ商品は届いていないのですが、見ちゃいました

The Man From Nowhere 아저씨 - 1st Trailer (Won Bin, Kim Sae-Ron)

言わずとした、主演はウォンビンです。韓国では大ヒット作となったこの作品。

で、見た感想ですが・・・とっても良いです 私は、最後に泣いてしまいました・・・。いや~良かったです、ホント。想像以上にいろんな感情を持つ映画でした。

特に、ウォンビンが激しく良いです。

振り幅の激しい感情を表現出来る役者だったんだと、思いました。極限の怒りや、極限の悲しみや、極限の虚しさを見事に演じていたと思います。それだけではなく、すばらしいアクションも見事でした。

で、何より、激しくウォンビンがかっこよい です。間違いなく、カッコいいです。ステキすぎます 何してもカッコいいのです。やっぱり間違いなくカッコいい人なんだなぁと、改めて感じてしまいました。

韓国版「レオン」とも言われている作品ですが、もっと残酷さや、悲しみが表現されている感じがします。確かに、「レオン」が好きな人は、好きかもしれない作品ですね。


以下ネタバレ注意。




あらすじは、質屋を営む男が、隣りに住む女の子と少し仲が良くなります。母親と暮らす女の子は、母が仕事でいない時に、隣りのおじさんの家でご飯を食べさせてもらったり、母親が家に入れてくれない時に、おじさんの家に泊まったりしていました。おじさんは、女の子のことを、目に見えてかわいがったりすることは無く、何となく面倒を見ているように見えますが、ホントはとっても大切に思っていました。おじさんは、孤独な人でした。でも、誰かと親しくすることを拒んでいました。しかし、その女の子とだけは、親しくなったのです。それは、彼の過去に関係があります。おじさんは、普通のおじさんではなかったのです。

ある時、女の子と母親は、ヤク中で悪い人と関わっていたため、無くなった覚せい剤を探している組織の人達に、何と女の子と母親は悪い人に拉致されてしまいます。おじさんは、女の子と母親を助けようとするのですが・・・。

といった感じで話が進みます。


ウォンビンは、以前はエージェントだったので、もの凄く強いです。そのアクションはホントに見事です。綺麗な動きで敵を次々に殺していきます。血みどろです おじさんの抱えている深い悲しみは、世の中とは離れた風に生活しているところからも感じ取れます。ただ、生きているだけのような雰囲気を醸し出しています。そんな彼が少し人間らしい感情を取り戻すようになったのは、隣りの女の子との出会いなんです。だからこそ、彼は一人で女の子を救いに行くんです。

質屋のおじさんの時は、髪がちょっと長めで、ちょっとフェミニンに見えます。なんだか少年っぽいんですよね。おじさんではないんですよね 戦いを始める前に、髪をきるんですが、髪を切ったら精悍で男らしいお兄さんになります(やっぱりおじさんではない)。どちらも、激しくカッコいいです

女の子を救うため、戦う顔のウォンビンは、冷静沈着で隙のない感じで、桁違いの強さを感じます。で、敵を全て倒し、全てが終わった後の顔は、本当に全てを失い、無になったような表情は、ホントにその気持ちが伝わるものでした。そして、最後に女の子に抱きしめられるシーンは、涙でました 女の子がお母さんみたいな包容力を持っているように見ました。


この映画の、アングルが結構好きです。凄く臨場感があったり、想像力をかき立てるようなものがあり、いいと思いました。普通、子役が出ていると、子役に食われることが多いのですが、この映画の凄いところは、ウォンビンが子役以上に素晴らしいところです。他のひとだったら、そうはいかなかったと思いますよ。(子役の出演時間が、良い長さだったこともある思いますが。)

「アジョッシ」っていう題名の意味が、見てみて分かった気がします。日本語の「おじさん」とは違って、年齢的な意味よりも、親しみがあるけれど、他人であり、だけど、他人とは思えない優しさをもった感じがしました。この映画を見て、「アジョッシ」って言葉が好きになりました。


この映画、ホントにウォンビンだからこそ、ここまでの作品になったと思います。それぐらいウォンビンの役者として力量が凄いものだと感じさせる映画だと思います。見ておかないともったいない作品だと思いますよ