見てきました。

人体の不思議展のHP:http://www.jintai.co.jp/main.html

見ることを薦められて、前売り券を買いましたが、あまり気乗りがしなかったんですよね殮 あんまり気持ちのいいものじゃない気がして・・・。

平日に行きましたが、凄く人が多くてビックリでした。みんな興味があるんだと、知りました。

本物の献体を展示しているわけですが、正直思ったほど、「わ~殮」と感じることは、全くなかったです。「人の本物の死体」をイメージしていましたが、どちらかというと、模型の方が、近い感じがしました。怖いとか、気持ちが悪いとかは、全く思いませんでした。

会場にる人は、みんな興味津々で、じっくり見ていましたが、私はサラッと見てきました。だって、模型と変わらないんだもん。写真や映像で見たことがあるし、そんなに興味を引きませんでした。一応、体の構造や、働きなどは、学校で習っているので、知っていることですから、特に新しい発見みたいなものが、なかったなぁ。期待した感じがなかったのは、やっぱり献体の「加工」をしているので、(当たり前ですが)みずみずしさがない。逆にあったら怖いでしょうね秊 やっぱりいきているって凄いんですよ。 映像で、本物の手術の場面を見たときのほうが、ショックでしたよ。

それと、ちょっと引くかもと思っていたのに、全然そんなことはなかったのは、「献体」というところだと思います。博物館や美術館の作品や展示品は、それ自体を見るだけでなく、その物の、辿ってきた経緯や、作者がどんな人だったかや、描かれた人や、関わった人などが、どんな人だったかなど、その物の、バッググランドを知ることも、魅力の一つなんですが、「献体」なので、何のバッググランドもなく、献身的な精神しか、そこにはないわけです。純粋に、「見て知る」教材のような物だからだと思います。

最後に、触ってもよい献体があったので、触ってきました。腕の筋肉と胸の皮を触りましたが、ゴムみたいでした。

もう少し、考えさせられる物があるかと思いましたが、特になかったです。人の体って、綺麗だとは、思いました。沢山のものが、綺麗に一つにまとまっているのが、凄いと思いました。




昔、大英博物館に行った時に、ミイラを見てきましたが、そこが一番混んでいて、ビックリしました。他にももの凄い物が、わんさとある、世界一の博物館なのに。で、ミイラを見て、「ミイラになった人も、こんな皆に興味津々で、見られるとは思っていなかっただろうなぁ・・・。」と、ちょっと罪悪感にかられてしまいました。ミイラと比較しては、申し訳ないですが、全然今回はそういう気持ちにもなりませんでした。それに、ミイラはちょっと不気味でした。それは、自然に朽ちているところがそう感じたのかもしれません。なので、今回は、不気味さも全くなかったです。

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土産に買った、脳ミソのストラップ