「インディアン・サマー Indian Summer」DVD 韓国盤 

パクシニャン、イミヨン主演の作品。日本版は出ていないようです。なので、リージョン3の韓国版を英語字幕で見ました。

この作品のパクシニャンは「弱気なパクシニャン」。弱気といっても、優しく、言いたい事をはっきり言わない様な感じで、普通の人の役柄を演じているパクシニャンを、私はこう呼びます。

切ない話なんですが、弱気のパクシニャンの映画は、涙が出る感じではないんですよね。切なく、悲しい話でも、とても穏やかに見ることが出来ます。それどころか、あったかい気持ちになりました。そこがとても好きなんですよ撚

以下、ネタばれ注意囹

ストーリーは、優秀な弁護士(パクシニャン)が、夫を殺した容疑で裁判を受ける女(イミヨン)の弁護士になります。しかし、彼女は生きる事を拒否。すぐに死刑にしてくれるように懇願します。「何かある。」と思った弁護士は、エール大学の留学をキャンセルし、真相を探る事にします。

夫から虐待を受け、監禁されていた事実を突き止めたパクシニャンは彼女の無実を信じるようになります。死を望んでいたイミヨン、もパクシニャンを受け入れるようになり、2人は惹かれあいます。

しかし、イミヨンが犯人であるとするには欠けていた証拠、犯行当時着ていた服が発見されます。何とかパクシニャンはイミヨンを逃がそうとしますが、イミヨンは事件の真相を語ります。

結局、イミヨンは死刑の判決を受けます輦。とても、悲しい結末なのに、なんだか穏やかな雰囲気なんですよね。

パクシニャンの魅力のひとつに、オーラのあるかっこいい役も出来るし、極々普通のまじめな人の役も魅力的に演じられるところだと思います。「ホワイトバレンタイン」やドラマですが「私の心を奪ってみて」、「4人の食卓」に至っては、ホラーなのに恐くなかったです。ふんわかした雰囲気さえ、醸し出していた様に、私は感じました。ホントの彼は一体どういう人なんでしょうか?益々深みに嵌っていきますよ撚。

この映画も、脚本としては目新しさはないですが、パクシニャンとイミヨンの演技で、かなりいいモノになってると思います。それに、景色が綺麗です。すごく画面の美しさを考えた映画だと思います。これはもはや韓国映画の魅力のひとつですね。

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