ホテル・ルワンダ


「ホテル・ルワンダ」の公式サイト:http://www.hotelrwanda.jp/

先日見ました。同僚のお家にお邪魔したときに、見せてもらいました。ずっと見たかったので、ラッキーでした。

出演はドン・ルチード(「クラッシュ」にも出てます。)、ニック・ノルティ(「48時間」などで有名)、ホアキン・フェニックスも出てます。

「クラッシュ」とどちらを見ようか迷って、映画館では「クラッシュ」を見てしまいましたが、どちらもとてもいい作品です。でも、「ホテル・ルワンダ」の方が、現実に起こったことを元にしていると考えると、ホントに私は何も知らないで生きてきたことを、反省してしまいます殮

内容は簡単に言うと、ルワンダで起きた大虐殺の中、ホテルに命からがら逃げ込んだ人達を、危険をかえりみず守り続けるホテルマンの話…。なんて簡単に言っちゃうと味気ないですが、もっと深い内容があるので、こんな簡単な説明だけで終わらず、是非見てください。

感想は、良かったです囹
ホント、見るべき映画です。

映画は娯楽のためだけではなく、知らない歴史や事実を、文章で理解するのではなく、もっと五感をフルに使って、自分自身が体験した感覚で、感じ取るためのものという役割も負っているのではなかと私は思っているので、この映画はそういう感覚で見る映画だと思います。だって、「体験」したことは自分の一部になっているから、関心もかなりあるのは当たり前ですからね。歴史は「体験」出来ないものね。


以下、ネタバレ注意囹


いやー、この映画を見たら、もうルワンダ大虐殺のことを調べないわけにはいかなくて、ネットで調べました。この出来事が起こったのは、1994年ですよ。つい最近ではないですか獵 確かにニュースでは見た覚えは、あるんです。でも、こんな恐ろしいことになっていたなんて、ちっとも知らなかったです殮 

この話の中では、国連軍も出てくるのですが、なんと無力なんでしょう…。実際、現場にいるPKOのメンバーは命がけなのに、応戦でいないんですよ。実際、志望者も出ているし…。日本の自衛隊は大丈夫なんでしょうかね?悲惨なことにならないようにしないと…。と、思ってしまいました。

ツチ族もフツ族もはっきりした定義なんてないのに、勝手にベルギー人が自分たちの都合で、敵対するように煽り立てて獵 どーするんだよ獵 ベルギーの責任は重大だよ。正直お手上げなのかなぁ。


どの国も、自国の利益にならないことには、関心がなくって、なかなか、ツチ族を助けるために動かないんですよ獵 ホントにイライラします說 

同じ人間なのに、それどかろか同じ国の国民ですよ令 さらに、隣に住んでいる人達をですよ、なたで殺し歩っててるんですよ囹 信じられない光景です。死体の山で、車がガタガタ揺れているシーンは、本当にゾッとします聯 


でも、この映画はある視点から見た映画であることを、考慮に入れて見ないといけないようです。歴史の流れの中で起こったことなので、その前後を良く理解しなければ…。で、調べずにはいられなくなるんですよ。


ヨーロッパに滞在していると、ニュースではアフリカや中東の話題がいつも放送されています。私は「近いからね。日本なんて極東だから。」と、思っていましたが、それだけではないんですよね。植民地にしていた国が多く、大きく関わっているし、恐らく親戚や身内が住んでいるなんてこともあるだろうし、アフリカと中東はヨーロッパの国々にとっては、重要なんですよね。ならば、平和になるまで責任持てよ獵 と、思います。


ホントに、このままだと、敵対する民族をこの地球上から消滅させるまで、戦い続けそうで不安になってしまいます殮 「愚かなことを…。」と、思うのは普通なんですが、さて、ではそれを止めるためには一体私には何が出来るんでしょうか?分からない…。無力です輦 


30代になってから、「人の役に立ちたい獵」と思うことがホントに多くなったんですが、ちっとも役に立ってないんですよね殮 それどころか、今や社会のお荷物に…殮 

なんて、考えてしまいました。


兎に角、見ておくべき映画です。