軽量折り畳み電動アシスト車椅子用減速機の作成
https://readyfor.jp/projects/27324

 

本案のコア技術は昨日の記事の通り特許申請中の増減速機による高増減速比です。

 

これを使用する事に拠り、通常なら二段~三段の減速機構を要する減速が一段に!

 

コンパクトな増減速機と云えば”ハーモニックドライブ”ですが?

 

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一段減速に拘るのは大きさや重さの問題もさる事ながら実は効率の問題が大きい。

一般的に云われている事は、一段の減速機の効率が50%を超える事は有り得ない…

 

複数段になった場合には25%を越えられないと云う事で、これはチェーン駆動並み。

完璧にメンテナンスされたチェーン駆動は25%近い効率を発揮出来ると云われる!

 

これに対するテーパー形状やコックドペルト頭等のベルトドライブは通常30%で…

チェーン駆動の外装式変速機と、ベルトドライブの内装式変速機だと効率はどう?
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最近は自動車でも車輪のホイール内に収めるものをインホイールモータと呼び…

 

駆動を電動機により行う車両で見掛ける様になってきたが車椅子の基本はそれ!

 

でも正確に言えば増減速機を内蔵してる筈なのでインホイールモータドライブ。

 

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既に市販されているYAMAHAの他、コアレスモータ社でも同様の物が試作され…

ジョイスティック型の実験機が公開されていましたが両方とも巨大ですよね?

 

両者共にACサーボモータを使用している様でモータの他インバータも必要だが?

そのお陰か細かな制御はお得意な様ですが総重量は…まぁパワフルだし良いか。

 

法的制限なのか市販品はどれも一律、車椅子が120W×2で自転車は250Wですけど?

まぁそれが上限だとすればそれ以下なら大丈夫、一段の増減速機で効率を稼ぎ…

 

市販品も一段だったら単純に1/4のトルクしかない事になるが二段~三段なら?

僅か30W×2の原動機でも勝負になるかな…こちらには軽さと云う強みがあるし。
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対する自転車の場合、相手は250Wのモータを使用してますけど1基ですよね?

 

自転車の構造上、駆動輪は一つで充分なので250W×1なんですがこれに対して…

 

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250W×1のモータは現状の120W×2の約2倍の出力だから2個あればほぼ同じ。

ならば自転車はにも本案の30W×2の原動機でも勝負になると思われますから…

 

BSのデュアルドライブは前輪がモータで後輪は人力のみでありモータは大型!

それに対して本案は小型モータなので前後輪共に駆動し加えて人力でも駆動。

 

前輪用はBSの駆動部と同様にモータのみで駆動する機構で小型軽量を目指し…

後輪用は駆動側と制動側に分離してバンドブレーキやディスクブレーキ付き。

 

駆動側はドリブンスプロケットやドリブンプーリーを備え外装変速機を装備。

本来は内装変速機を納める部分に駆動部があるため外出しなら可能かもね(笑)
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残念ながら本案の用途で使用可能な小型で高増減速なものが無い

 

本案の小さなインホイールモータドライブが実用性を持つには増減速機が重要!

 

小さなモータ出力を一段で駆動に必要な大トルクを生成させる機構だから。

 

市販の増減速機に適したものが無いから作るんです(^^♪