軽量折り畳み電動アシスト車椅子用減速機の作成
https://readyfor.jp/projects/27324

 

一昨日は機能、昨日はコストと続き今日の主題は安全性を取り上げ様と思います。

 

人が乗車する、人が操作する乗り物であり、自転車と同様に転倒が付き物である。

 

 

だから車椅子も自転車も危険な乗り物であるが反面で便利であり必需品と云える。

 

フールプルーフとは

 

予定しているのは自転車の右に添付した写真の様なもの(小型軽量)

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機器の設計などについての考え方の一つでその名の通り「バカ除け」と呼ばれ…

利用者が操作や取り扱い方を誤っても危険が生じない機構や構造を指す、或いは?

 

誤った操作や危険な使い方が出来ない構造や仕掛けを設計段階で組み込む事です!

また、そのような仕組みや構造である事を指す仕組みや考え方を指すものですが。

 

それはちゃんとした機能が揃っている条件で云える事、先ずは最低限の機能から…

現行の車椅子では制動装置としてのブレーキが利用者(操作者)に扱えないから。

 

自転車でも使用されている制動装置のバンドブレーキは備えられてるが使えない。

機構を操作するためのブレーキレバーが備えられるのは利用者(操作者)の背後。

 

ハンドリムを操作する乗車姿勢で背後にあるブレーキレバーに手は届かないから!

手が届く位置にあるブレーキを走行中に操作するのは危険で転倒の恐れを生じる。

 

現行の車椅子には根本的に安全性を担保する様な機能が欠如しており改善が必要。

これらの危険性を排除する事が先決で電動アシスト機能により安全性を付加する!
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次にフェイルセイフとは?

 

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機械設備や機構部は何時か壊れる何れ壊れるのでそれを念頭に入れて設計を行う。

フールプルーフと異なり利用者の操作や取り扱い方は正しく行われているのだが?

 

予想外の状況で機構に故障が発生した際に安全方向に働く事を意図した設計思想。

例えば電欠等の原因に拠り機構が停止した場合、機構が自由に動き行動出来る事。

 

つまり機構の機能が脱落した場合、通常の車椅子として機能し行動の自由を確保…

機械は壊れると云う事を想定するかどうかで安全性の保障に関する考えが変わる。
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足りない機能!

 

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競技用自転車ユーザーには受け入れられないだろうが安全装備は重要ですよね。

車椅子のブレーキが走行中は使えない代物だって今まで全く知らなかったから!

 

普通の使用状態なら精々数km/hだが何らかの原因で下り坂に差し掛かったら?

ハンドリムで止められれば良いが弾かれて加速してしまったらもう止められない!

 

下り坂も一定の速度で安全に下っていくには人や機械によるアシストが必要です。

上り坂でも必要ですが下り坂はアクティブな電動アシストではなくパッシブです。

 

アシスト無しで普通に使用したい場合モータへの励磁をOFF、電磁ブレーキもOFF。

それにより電磁ブレーキによる固定やモータへの通電もOFFにしますがセンサはON。

 

駆動も制動もしないのに下り坂で加速してしまった場合には自動的に減速させる。

これはメイン電源がONの状態だけだが少なくとも電動アシスト機能が有効ならね…

 

これとは逆に励磁をONにし電動アシストを使用したい場合は電磁ブレーキもONに。

一旦停止しないと電動アシストの駆動状態に移行しないフールプルーフ機能で…

 

駆動条件が整わない場合や機能の動作不良が生じた場合はフェイルセイフに働く!

電動アシスト機能が壊れたからと云って動かなくなるのは駄目自由に動けないと。
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電動アシスト機能を使用しないなら気にならない重さ(2~3kg)にしないとね?

 

普段は気にしてなくても自動的に安全速度に調整するか停止してくれるなら…

 

電動アシスト機能が保安設備になるのかもね(^^♪