3/23夕の12P/Pons-Brooks彗星 | あめば版「はなとソラのWeb天文台」

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3月23日夕刻の12P/Pons-Brooks彗星(その1)※各画像をクリックすると別窓に等倍表示します※冷寒く不安定な天候続いているが、3/23夕方は晴れ間が広がった。即写性で勝るSeestarS50を持ち出し星見台脇にセット。雲が邪魔して初期設定進まなかったが、撮影可能になる頃(19時)には何とか間に合った。今回は基本4分ごとに「リスタート」することで、モーションある同彗星が細長く伸びない(目立たない)ようにした。4分×8ショット=約30分余(実質約45分)の撮影ができた。

↓撮って出しJPG-1↓
↓撮って出しJPG-2↓
↓RA,DEC線入り↓
↓20時過ぎ↓

低空になるほど透明度が低下劣化し、20時に差しかかるショットはスタックに適さず除外した。>右上画像は写野に電線が入り医王山稜スレスレになっていた。>同ショットとその直前の分は除外。
光度数値入り

春分を過ぎ、日に日に日が長くなるのでPons-Brooks彗星(5等級)の観察可能時間は短くなる一方。同彗星は来月21日に近日点通過する。光度は4等?3等とも予想されているので肉眼等級に達しているが太陽に近いため目視確認はかなり厳しい。ただ、太陽に近づいたことによるアウトバーストの可能性がありもっと明るくなって目視確認できる可能性ゼロとは言い切れない。近日点通過以降は南下する一方なので日本をはじめとする北半球での観察は厳しくなる。6月2日には地球に最も近い所を通過するが彗星軌道が南半球に移っており北半球では観察不能。光度は6等?と予測されている。つまり、来月20日以降は日本での観察はほぼ無理ということになる。
【データ】2024年3月23日19時6分〜52分(4分露光X8)/SeestarS50(Auto,Shutter10sec.Fits)@自宅星見台HANA
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<龍吉>(-_-;)バーストにより明るくなり話題となったポンズ-ブルックス彗星の観察チャンスは来月始め頃まで?暗くなるのを待っていると西低空に沈んでしまう。・(^_-)-
<はな>=^_^=北半球では、望遠鏡や双眼鏡による目視観察のラストチャンス。日に日に観察条件が厳しくなるのが残念だニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U同彗星はハレー彗星などと同様、太陽系の中を周回する周期彗星で約70年ごとに太陽へ接近し、次回の接近は2095年=今世紀末になるワン▽・。・▽