◇大規模災害に対する備えー
がん治療・在宅医療・緩和ケアを受けている患者さんとご家族へ-災害時の対応-
http://ganjoho.jp/data/public/support/brochure/saigai_booklet.pdf
PDFが見れない方用に、
がん治療中の方の災害時注意点を
抜粋してテキストコピーしました。
引用元は上記サイトです。
《がん治療を受けてる方の災害時の注意点》
① ガレキ、ヘドロの処理作業はしない
抗がん治療中は、感染への抵抗力が低下しています。
ガレキ撤去、ヘドロ除去、家屋の清掃などはせずに、
体調を整えることを優先してください。
② 感染を予防する
●マスクの着用、うがい手洗い、体温の測定を行います。
●水が不足している時の対応としては以下の方法があります。
うがいは、一度に多くの水を含んで吐き出すよりも、「少量ずつ□に含んでは吐き出す」を
くり返す方が効果的です。手洗いは、使用できればアルコール消毒液(ビオレU手指のスプ
レースキットガードなど)を使用します。
歯磨きは、チューブ入りの歯磨き剤は使わず、歯ブラシを少量の水で濡らして磨きます。
入れ歯は使い捨ておしぼりでふきます。針金は、歯ブラシや綿棒で清掃します。
歯ブラシがない時は、タオルやティッシュペーパーで歯の表面をふきます。
③ 脱水・血栓を予防する
●十分に水分をとります。食事がとれない時も水分は十分とるようにします。
●トイレに行く回数を減らすために飲水を控える方が多いのですが、脱水、膀胱炎、血栓症
(血液がねばねばになり、つまりやすくなる)になりやすくなります。
●血栓症の予防のために、足が動くようなストレッチや軽い運動を行います。
④ がんであることを伝える
避難所などで集団生活をしている場合、
がん治療中であることを避難所の保健師に伝えることで、
衛生状態に配盧してくれます。
⑤ 発熱したら
●あらかじめ医師と相談できている場合には、それに従います。
●災害のため受診ができない場合には、抗生物質が手元にあれば内服してください。
◇一般的にすぐに受診したほうがよい症状◇
●38.0度の体温が1時間以上続く、(発熱とともに)寒気がしたり、汗が出る
●傷口、手術の傷、中心静脈カテーテルなどの挿入部位、皮層(性器や肛門周囲)が赤くなったり、腫れたり、膿んだり、圧痛があったり、熱をもっている
●下痢や嘔吐が続く
●今までなかった痛みが起こったり、痛みがひどくなる
●排尿時に痛みがある、血尿や尿がにごる
●ひどい頭痛、首がこわばる、意識があいまいになる
●副舅腔の痛み、喉の痛み、口内炎、息切れや咳・渓
特に④は集団生活で自分だけ言えないと思ってしまいがちですが、
遠慮なさらず申し出てほしいです。
他に酸素療法を行ってる方、
たん吸引中の方、自宅で人工呼吸を行ってる方の災害時注意点もありました。
◇大規模災害に対する備えー
がん治療・在宅医療・緩和ケアを受けている患者さんとご家族へ-災害時の対応-
http://ganjoho.jp/data/public/support/brochure/saigai_booklet.pdf