まず、本の紹介の前に私のFX(外国為替証拠金取引)の戦歴をお話ししよう。
私が始めたのは2007年からである。
今が2012年なので5年前だ。
2005年に「金融商品の販売等に関する法律」の一部改正で
金融庁がFX業者に対する規制を厳しくしていたので、
悪徳業者がなくなっていたが、レバレッジの規制はなく
日本の業者で400倍のレバレッジなどが可能だった時代である。
(初心者の方へ:レバレッジとは、少ない資金でテコの原理を使って大きい金額を動かすことで、400倍だと1万円で400万円の取引が可能になります。)
2007年、2008年は鳴かず飛ばずやっていた。
いや、どちらかと言えば少しだけ負けていたと思う。
2009年に一冊の本との出会いで勝てるようになった。
元々、分析好きでテクニカルの勉強が好きだったので下積みはあったと思う。
使っていた業者もリッチクライアント型(PCにインストールして使うソフト)の
優秀なソフトを提供しているマネーパートナーズを使っていた。
そんな私に勝ち方を教えてくれた本というのが「投資の行動心理学」である。
この本は、タイトル通り投資家の心理を解き明かし、なぜ相場で負けてしまい、そして勝つ投資心理に鍛え直せた本である。
この本については、私がお世話になった本当にお薦め本なので別の機会で詳しく紹介したいと思う。
勝てるようになったと書いたが、そこからどんな戦績かを伝えよう。
読み終わって8月から仕切り直しで「3万円」から始めた。
そして2ヶ月半後の12月中旬には「50万円」になっていた。
※ 2ヶ月半で資金が17倍!!
ただ、勝って有頂天になっていた私は「投資の行動心理学」に書いていたことを忘れ調子に乗っていた。
そして、2ヶ月半で50万円にしたが、そこから3日で資金を半分の「25万円」にしてしまった。
※ 3日で資金が半分!!
残りの25万円は、FX業者から資金を移動し、株や投資信託に変えていたからそれ以上負けることはなかった。
裁量トレードを行う時に一番大事なポイントは、心を無にしてロボットになりきることだ。
一時的に勝てるようになったが、勝ち続けるとそれが出来なくなっていたのだ。
そして、心理状態をロボットにして取引するのがコツなら実際にロボットに行わせたらよいと思い、
2010年からはFOREX.comでMT4でプログラミングを行い、自動売買の試行錯誤を繰り返している。
私の戦歴をお話するだけで長くなってしまった・・・・
さて、そんな私がFXを始めるときに読んだ本で一番わかりやすかった本をご紹介しよう。
「はじめての人のFX基礎知識&儲けのルール」は、これから始めようという初心者には一番お勧めの本である。
今でも本屋に行ったときは偶にFXのコーナーで本を見るが、今だにこの本より初心者にわかりやすいと思った本がない。
現在2012年で、2006年5月初版の本であるが、レバレッジに規制(現在MAX25倍)がかかったぐらいでその他の知識はそのまま使える。
もし、これからFXを始めようと考えてる方がこの記事を読んだのなら、まずは本で勉強をしてから少額で始めるべきである。
FXはレバレッジを下げれば危険でないという人もいるが、私はきちんとした知識もなく始めると非常に危険な世界であると確信している。
最後に、投資においては常套文句ではあるが「投資は自己責任で」です。
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[2012年1月5日]