他者と比べるということ。


療育を受けている中でも、やっぱり有る。

どうしたって、当たり前に有る。

居る。


出来る子。出来ない子。




うちの双子は、ラッキーなことに

正式な通園には年少児クラスよりも一年早く通えて

2歳児クラスから療育を受けられたけれど、


それでもやっぱり、ピカイチで

「出来ない子」だった。

ウチの子達は「重い子たち」だった。



いや別に、

なにも、私が自分でそう思っていたワケじゃなく、

同じ通園児ママの仲間から

あっさりと「お宅は重い子でしょ」と言われた。



あっさりとしたその言葉に、他意は無い。

それ以上でも以下でも無い。

本当にその通り。

むしろ、すがすがしさすら感じたほど。



そして私がその通りだと、認めない術など無いぐらい、

息子達は、園でもピカイチで「重い子」だった。



ただ、

本当に幸いなことに、私は

「他者と比べて得る」幸せを得るタイプでは無かった。


それは、かなり幸いなこと。

めちゃラッキー。



でも、そうじゃなかったら・・・・


私も、夫も、双子も。

家中、今よりももっとずっと、辛かっただろうと思う。




もし、息子達が自由に話せたら、きっとこう言う。



僕達の障害は「重め」です。

でも、ママが僕たちを羨ましくなるぐらいに、

毎日がとっても幸せです。




双子はそう言ってくれそう。

夫は「この子達はママを選んで来たんだ。俺じゃない」と言います。



彼らは、本当に、そんな笑顔をたくさんくれます。

もちろん、大変なことはそれ以上に山盛りで・・・。


でも、あえて言います。

私はきっと、贅沢な子育てをしています。


子どもの人数も大盛りで、

面倒くささも、大盛りで。


私の情けない子育ては、

周りのみなさんに、全力で助けられています。

そうでなければ私は、1人の子だって育てていけなかった。



障害児を二人も育てていく過程で、

どんどんそぎ落とされていく「比べる」という感覚。


きっと、賛否両論あるでしょう。


でも、

今の私は、それでいいと思っているんですよ。