とんと御無沙汰してしまいましたが、その間に2本ほどライブを観たりした。修羅場だけど無理矢理に。
そのライブは私に物凄くプラスに作用してくれて、おかげで転職後の最初の壁を乗り越えた気がする。
来月の今頃には、私が原稿の全てを書いた本(っつか冊子だな)が完成して、人の手に届く。
文章で金を稼ぐという言葉どおりのことをする(それが今やってる仕事の全てではないけれど)
気づけば夢のかけらを握っていた、なんてラッキーで笑えるオハナシなんだが
笑い事じゃなくてこれは現実で、だからこその苦しさがあるってことはこの1週間だけで十分わかった。
この1週間は毎日帰宅が11時近くて、前の会社とそんなに変わらないんだけど、仕事の量は
前の会社よりも圧倒的に多くて(昼食食べそびれたのも2回あった)
物凄くココロと頭を駆使して仕事してるから疲労度も実はマックスで風邪引いて熱出るし声は新宿2丁目。
だけど逃げたいなんて一瞬も思わなかった。
月曜より火曜、火曜より水曜ってどんどん追い詰められていってたけど、
日に日に心が軽くなって楽しくて仕方がなくなってた。
そして、今日。
自分が担当している役者さんのドラマの試写を観た。
役者さんが凄く気に入った作品で、「いい話だから見てよね。楽しみにしててよね。」って
そう言ってくれた作品で、漸く観ることができたんだけど。
それは言ってた通りとてもいい作品で。
一視聴者として友人にこれを薦めたい一方で、
この人の担当として、この作品の良さを人に伝えたいと思った。
私は元々サッカー雑誌の編集になりたくて。
いつの間にか音楽ライターになりたくなってて、
イベントと広告の仕事を経て転職決めたのもやっぱり書きたいからだったから。
今の仕事はファンクラブの企画とか運営とかだから文章書くこともするけど
日々の事務的な仕事の方が比重は多いし、物凄く中途半端な夢の叶え方ではあるんだけど
クレーム処理で電話して頭下げたら褒められたりとか、イベントの後ファンの子に「おつかれっす!」
って可愛く声かけられちゃったりとか、そうやって人に喜ばれるの嬉しいなって、そういうのは
前のイベント屋で頑張れてた理由と同じだし、
「自分が感じたものの良さを人に伝える仕事がしたい」って、それがモノを書きたい原点の気持ちで
勿論今の仕事だってそんな理想どおりのものを書くことだけが仕事じゃないんだけれども
でも、今日みたいに感動したりとか、実際に取材して感じたこととか
そういうことを伝える術を得たということはとても幸せだと思えたし、
それに対して責任を伴うようになったってこと。それは自分ではとても誇らしい。
胸張って横浜に帰るまで、もうちょっと。
ちなみに入稿スケジュールは伸びたが原稿はまだ上がっていないので来週も修羅場だったりして(笑