ああ本当に今更だとも!
とりあえず覚えているやつ3つだけね。メモがこの3つしか残ってなかったのだよ。
Baconの、あの元気の押し売りみたいなステージが凄く好きだなあと思った。
嫌でも元気になっちゃう。強がりでも、それでも大丈夫って言いたくなってしまう。
観てるだけで、どんどん胸が熱くなって笑顔がこぼれる。
客が皆本当に嬉しそうに飛び跳ねてる、そんなライブ。
ぶっ壊れてるショウヘイくんとコウドくんを必死に支えるごんぶとベースのユイくんとドラムの村尾くん。
いいコンビネーション、絶妙な、ギリギリのバランス。まだまだいいライブをやってくれるって
期待度満点。
今回初見のノーリグレットライフ。
バンド名どおり直球の音と言葉が胸に突き刺さった。
ただ、印象深かったのは、酷く丁寧に音を紡いでいたこと。
彼等の直球は決してただの勢いではなかった。それが本当によかった。
CDJでもかなり評判がよかったらしいので、次に機会があったらまた観てみようと思う。
セカイイチ。
とにかく熱いバンドだった。んで、やっぱり丁寧。そして重い。
ひとつひとつがずっしりと胸に重い。
初見な上、曲を殆ど知らないで観たので、ノる、と言うよりはかみ締めるように観てた。
声に凄く説得力があったように思う。ひとことひとこと迷いなく唄っていて
その力強さにぐっときた。ベースラインも曲に厚みを増しててよかった。
ここからは、このライブを一緒に回った子のハナシ。
入場して、ロッカーで荷物纏めながら「今日は盛り上がるぜー!」なんて一人でうへへへへへってなってたら
すみません、って遠慮がちに声が。
隣のロッカー使おうとしてた男の子が、小銭がないから両替して欲しいと。
両替するほどはなかったので、とりあえずロッカー代を渡してとりあえず使え、と。
今思えばここでロッカー代くらい奢ればよかったのだが、貸したことにより一緒に行動することに。
その子はセカイイチとロストインタイムを観にきたという学生の子で、
セカイイチのよさを一生懸命私に教えてくれた。
ほかにもバンプとか、ロストインタイムとかレミオロメンとか、私が未見の人たちのことを
色々教えてくれて、私は代わりに椿屋四重奏の伝説とか、そういうネタを提供してみた。
(今思えばなんて酷い社会人なんでしょう。申し訳ない)
日々ネタに塗れて生きてる私とは違って彼は凄く純粋に音を楽しむということをしていて、
ミュージシャンが放つ音の全てをとてもニュートラルに、まっすぐに、素直に。
きっとミュージシャンが一番伝わって欲しい形のまま受け止めているのだ。
んで、その子が薦めるセカイイチを一緒に観た。
観てよかったって心から思った。
正直、Bacon目当てだったからBacon終わったら体調もあんまりよくないし帰ろうと思ってたから
彼がいなかったらセカイイチを知らないまま帰ってた。
ライブの間、私の隣で嬉しそうに拳突き上げてるその子の嬉しそうな横顔を見て
なんだか凄くいい気分になった。
なんつーか、音楽の持つエネルギーっつーのを改めて感じたと言うかね。
んで、誰かにこういう表情をさせることができる今日のイベントを凄くいいものだと思ったし
来て良かったって心から思ったし、一人じゃなくて、一緒に見れて良かったなあって思った。
多分、私もマボロシやJackson vibeやリップやゴスペラズを見てるときに同じ様な顔をしてるんだろう。
そういうことに今更だけど気づいた。
いつまでたっても上手くレポが書けないのは、自分がただひたすらライブを楽しんでるからだって。
それはいいことなんだって、そう思えたから。
客観視することが上手くできないくらいに私情を挟んで観ていても、それが愛情ならば
全然悪くないんだって、そう思った。ライブの楽しみ方、確認した。
っつーことで、その男の子に心からの感謝を。
できればまたどこかのハコで会えたらいいなあと思う。
そのときはビールくらい奢るさ。おねーさん社会人だからね!