Bore da ボルダ おはよう

Prynhawn da プラナンダ こんにちは

Hwyl fawr ホイルバウ さようなら

Diolch ディオフ ありがとう

 

日本では、ウエールズについて、

あまり知られていません。

 

もし知ってる人がいれば、ラグビーファンとか。

 

そもそも、イギリスが4つの国からできた連合国というのは、

私は大学に行くまで、知りませんでした。

 

イギリスで、英語以外に使われる公用語があると知る人は、

もっと少ないと思います。

 

ウエールズの街中は、どこもウエールズ語と英語の2ヶ国語表示

がされていて、役所からの手紙も全て2ヶ国語で書かれています。

郵便局のレシートも2ヶ国語なので、レシートが長い。

 

私の住むウエールズでは、

学校の選択肢が3つあり、

 

英語学校

ウエールズ語学校

カソリック学校

 

この中から選びます。

 

私の夫である彼は、地元の英語学校に通いました。

一番人数の多い学校です。

 

しかし、彼の考えでは、

子供達の通う学校は、

少人数の小さなウエールズ語の学校の方が良いと決めてしまいました。

 

私は、不安でした。

英語学校であれば、宿題やサポートしてあげれる。

だけど、ウエールズ語なんてまったくの無知。

 

彼は、小学校の時にウエールズ語の基礎だけは習ったものの、

ほぼ忘れている。

 

長女の小学校が始まり、

ある日、宿題がウエールズ語だけで書かれていました。

ちんぷんかんぷん。

 

彼はウエールズ語学校を卒業した地元の幼馴染に

聞いたりして、なんとか宿題ができたものの、

毎回頼るわけにはいきません。

 

それで、彼はウエールズ語の講習を受けることになりました。

 

ウエールズ語はビクトリア時代(1837〜1901)に、

禁止されてしまいましたが、

現在では、とても奨励されていて、

図書館やカレッジなどで、簡単にウエールズ語を

学ぶことができます。

 

彼は2年間ウエールズ語を学びましたが、

仕事から帰って疲れてると言って、

あまり子供達の宿題を手伝ってくれません。

 

ならば、私がウエールズ語を勉強しなくては!と思い、

子供達が通う学校では、家族向けのウエールズ語講習会があり、

私はそこに2年間通いました。

 

ウエールズ語の音読、文法など、

低学年レベルなら、子供達の宿題や本読みを

少しだけ手伝うことができました。

 

しかし、長女が小学校の高学年になると、

お手上げになり、

彼は娘に、パパもママもウエールズ語がわからないから、

授業中にしっかり聞いて、わからなければ、

友達に聞いて教えてもらいなさい、と諭しました。

 

私は、子供達が英語学校に行ってくれたら、

どんなに楽だっただろうと何度も思いました。

 

子供達は地元にあるウエールズ語の小学校を卒業した後、

車で15分ほどの町にあるウエールズ語のハイスクールに、

スクールバスで5年間通学しました。

 

つづく