本当は9日の音楽話の続きを書かないと落ち着かないのですが、ジャニーズ問題を無視するTVを見ると気が晴れないので、追記します。
小選挙区補欠選挙の千葉県5区に出た政治家女子48(フォーティーエイト)党という、ややふざけた名前の党が政見放送に岡本カウアンさんへのインタビューを使い、ざっくばらんな話を引き出しています。
その中で、他のタレントの実名を喋った点に、SNS上で批判がいくつも見られました。
あれはミスでしたね。Ⅿ・JさんやH・S君の名前を口に出さない方が良かった。
ただ、当事者は聞き手に自分の話を信じてほしい気持ちが強いから、つい具体的な名前を出してしまったのだろうと思います。
政見放送だと言うなら作り手が編集するものなので、党の人間が気を付けなくては駄目なんです。
大人の責任というものをさまざまな状況で考えます。
一番は性加害者のジャニー喜多川氏、次は知らない振りをした身内。
そして真実を報道しない民放TV。NHKも全く不足です。
喜多川氏の少年への性加害は2004年に最高裁で認定されています。
その時にメディアで大々的に取り上げていたら、その後の性加害は抑止できたかもしれないし、事務所に入る少年も減ったはずです。
それから、もう一つ、言いにくい面もありますが言いますね。
現在40歳以上のジャニーズタレントの責任論です。
彼らの中にも直接的被害者の過去を持つ人がいるでしよう。
思い出したくもない屈辱を封印している人はいるでしよう。
同情はしています。
ただ、2004年というと彼らは20代半ばから30代の大人です。
なせ、最高裁判決の出た後、事務所を辞めなかったのでしようか。
告発する勇気がなかったとしても、事務所を去る事はするべきでした。
人気タレントがたくさん退所すれば、入所を考えていた子どもや親は「なんでかな?」と不審に感じて再考したんじゃないでしようか?
性被害を喋れない青年の心理には恥ずかしさだけではなく、「世話になった先輩に迷惑をかけたくない」という気持ちもあるようだという記事を読みました。
けれど、本来は逆ではありませんか?
歪んだルートに若者が入るのを知らんふりして見ていた大人には、一片の責任もないのでしょうか?
40~50歳のタレントさんの中には、特にファンではなくても
好意的に見てきた人が何人かいます。
今は、その気持ちがすーっと遠のいてしまったのが残念なのです。
ジャニーズ事務所はもう廃業した方が、タレントさんの将来のためにもなると思います。