音楽が物語を昇華した | なのはな22のふたり言

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本・テレビ・映画の感想が多くなると思います。たまにフィギユアスケート。
ミステリーや時代劇、ビジネスドラマが好きです。

「オペラ座の怪人」を世界的なヒット作にした功績は、ミュージカルに仕立てたアンドリュー・ロイド・ウェバーの才能です。

物語自体は個人的には「しょうもない」としか思えないものなので、ガストン・ルルーの原作を読む気にはならない。

かなり前にイタリア映画化されたものをテレビで見たんですが(ミュージカルではない)、怪人が地底に連れ込んだクリスティーヌをレイプするんですよ。怪人は金髪の美男俳優が演じていましたが、グロテスクなファンタジーといった映画でしたね。ただ、話の流れとしてはこっちの方が本当らしいでしょ?

でも、これじゃ世界的なヒット作になんかなりませんよね。怪人の「報われない恋」の悲劇にしたから通用したわけです。

舞台で大成功し大金持ちになったウェバーは映画化に取り組み、監督にジョェル・シューマッカーを起用してこれも成功しました。私と夫は2回も映画館に行きました。

圧倒的な音楽の魅力! 字幕が見えなくても気にならない。ストーリーの比重が低いのはほとんどのミュージカルにあることなのでw。

1度聞くと1週間は頭の中で回り続けるメインテーマ。ウェバーが天才なのは紛れもない事実です。

 

それにしても、クリスティーヌって、めんどくさいですねえww。