今回の都知事選挙は、立候補の表明、選挙前後の報道、どれをとっても散々。
比較的新しい政党が他党派の選挙活動を妨害したり、許可を得ていない芸能人の写真を使ったり、ボスターの掲示板を占拠したり。
東京都の課題は様々だが、私が気にしているごみ問題はどなたも取り上げていない。水問題もPFASも。原発再開、米軍基地問題、高齢者福祉、子育て、認可保育所、無認可保育所など山ほどある課題。
色々なことがたくさんあるのに、私自身が都政の現状と課題を捉えていないのに、各候補者の主張の差を見極められるはずがない。各課題のそれぞれがとても専門的で、常日頃から興味を持ち知ろうとしていないと理解さえできない。
選挙前の報道で、新聞社やTV局が候補者の考え方の比較についても、ポイントがずれている。
蓮舫候補者に対する一連の報道やSNSでの発言にも驚いた。
この候補者に対して、もともと好きではないとか、積極的に応援した共産党が嫌いだとか。坊主憎けりゃ 袈裟まで憎いのか。
政策論争ではなく、候補者や政党に対する好き嫌い、気に入る気に入らないなどという感情論。
政治って、結局は好きか嫌いで決められてしまうのか。
だからか、見た目や受けの良さを狙うスタイルの選挙活動。
それでいいの? 本当にそれでいいの??
ある党が好きという方がいらしたら、その理由は何だろう。
政党の分裂集合を繰り返す
防衛力をどんどん増やし、消費税をさらに増やすことを考えている
夫婦別姓を認めない、
政党交付金をもらいつつ裏金工作をする、
企業からの献金をガンガンもらっている。
公害が発生した時に、すぐに原因となる企業の責任を認めなかった。
原発に関しては、巨額のお金を使い「安全神話」をばらまいた。
反原発から原発容認に変更
米より小麦のほうが栄養価が高いと小麦の輸入を進めた
コメの自由化を進めた、などなど。
そういうことは、好き嫌いの感情とは無関係なのだろうか。
数々の不正や失言を重ねても、やっぱり「好き」なん??
どこがいいんだろう、教えてほしい。