土曜日には赤塚城址バッタ広場整備のボランティア。

 

快晴の真夏日。圧倒的に生物種が多い、草原ビオトーブの赤塚城址バッタ広場。

 

トンボ池でアメリカザリガニのトラップを仕掛けてから、郷土資料館の隣の道から赤塚城址に上っていく。

 

オオタカの営巣地があるので、バードウォッチャーが10名弱。

 

赤塚城址はちょっとした草原なので、白いちょうちょが数頭ヒラヒラと低空飛行。真っ青な空に、緑の木々、風になびく緑の草原。緑のグラデーションに白い蝶が際立つ。

 

10㎝にもならない草丈の単子葉植物がそよそよと風に揺られ、シロツメクサやトキワハゼとか丈の低い双子葉植物が花をつけている。草の森にショウリョウバッタやカマキリ。アズマネザサの土の表面近くの地下茎を切っていると、ダンゴムシ、ミミズ、アリ。短く切られたコナラの枝には、カミキリムシが。

 

昆虫の食事のためにと、残しておいたクズ。葉っぱの周りから食いちぎられていたり、葉脈だけがきれいの残されていたり。昆虫さんの食料としての野草の話を聞いてから、葉っぱに穴が開いていたりすると、昆虫さんが元気に食事をしているんだな、と思ってほっとする。

 

オオタカが子育てできるのも、草原に住む昆虫やモグラがいるから!?

 

赤塚城址も人間の手が加えられているが、できるだけ自然の力にゆだねる努力をして、消毒剤も除草剤も使っていない。足元にバッタやカマキリがぴょんぴょん飛び回っている光景に初めてであった。

 

虫好きさんなら、春夏秋冬この地で観察をしたくなるかも。

 

いたばし水と緑の会員の中には、週何回もここにやってきて笹狩りなどをしている方もいるとか。

 

毎年夏休みには、バッタ広場で生き物調査をしているという。自由に虫を取って、虫に詳しい大人と虫を一緒に観察して、昆虫の名前を一緒に調べてから、また草原に虫を返してあげる。

 

昆虫採集を楽しむ催しらしい。

 

今年は、7月27日(土)10時から11時半(雨天の場合は翌日実施)

申込締切 7月24日

問合せ  いたばし水と緑の会 坂本まで mizumidori@nifty.com