「ニリンソウ」は、板橋区の花。
ソメイヨシノの開花時期とほぼ同じ時期に咲くというが、今年は桜の開花が遅れ、4/19でもニリンソウの群生地にしっかり咲いていた。
首都高5号線から一歩赤塚公園に入ると、ケヤキなどの高木に若葉が茂り、林床には野の花が沢山咲いていて、5m進むにも10分も20分もかかる。詳しく観察しようとすると、もっともっと時間が必要になる。
たった50mほどで、約70種。
グループの中に「赤塚公園ニリンソウを守る会」でかれこれ40年以上、ニリンソウをはじめ野生植物を守る活動を続けてきた方がいらして、オドリコソウやヤマブキソウが群生していることを誇らしげに話してくださった。
アオスゲ、アズマネザサ、アジサイ、イスノキ、イチゴツナギ、イヌムギ、ウシハコベ、ウバユリ、エゴノキ、エノキ、エノコログサ、オオイヌノフグリ、オオスズメノカタビラ、
オッタチカタバミ、オニタビラコ、オニドコロ、オランダミミナグサ、オドリコソウ、
カツラ、カタバミ、カラスノエンドウ、カントウヨメナ、クサイチゴ、クサギ、コクサギ、クズ、クスノキ、クワ、ケヤキ、コオニタビラコ、
ジュズダマ、シュロ、ショカッサイ、シロダモ、スズメノカタビラ、スズメノヤリ、スミレ、セントウソウ、
ダイコンソウ、タチツボスミレ、ドクダミ、
ナヨクサフジ、ニシキソウ、ニリンソウ、ニワトコ、ノゲシ、ノブキ、ネズミムギ、
ハルジオン、ヒメオドリコソウ、ヒヨドリジョウゴ、フラサバソウ、ヘビイチゴ、ホトケノザ、
マテバシイ、マメカミツレ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ミドリハコベ、ムクゲ、ムラサキケマン、
メヤブマオ、ヤエムグラ、ヤブガラシ、ヤブソテツ、ヤブタバコ、ヤブツバキ、ヤブニンジン、ヤブヘビイチゴ、ヤブミョウガ、ヤマブキ、ヤマブキソウ、ユリノキ
観察会最後に、グループでどんな植物を見つけたか、シェアしたところ、こんなにもたくさんの植物が。
初めて耳にした植物も沢山。イネ科の植物はさっぱり。
はじめましての植物には、これからもよろしくと挨拶をしてみた。
観察会の最後に、オオイヌノフグリとタチイヌノフグリを比べて観察ができた。タチイヌノフグリの花は2㎜、オオイヌノフグリはその5倍ほど。よく見る、よくよく見ると楽しく新しい世界が広がる。