夏日を記録した日曜日の午前中、三回目のバッタ広場の笹刈ボランティアに参加した。
さくらは散り際で、花びらの色より葉の色が勝っていた。
タンポポやカタバミが気持ちよさげに咲き誇っていた。
ため池からバッタ広場まで、坂本さんをはじめ先輩方の案内を受けて植物観察して歩く。
ニリンソウ、ヤマブキソウ、ショカッサイ、ムラサキケマン、セイヨウタンポポ、交雑種のタンポポ、ヒメジョオン、ヤエムグラ、スミレ、ウバユリ(葉)、スイバ、スズメノカタビラ、カラスエンドウ、オニノゲシ、ジロボウエエンゴサク、アオキの雌花、雄花、ヒサカキ、ニワトコ、ヘビイチコ、アケビ、トチノキ、ヒメオドリコソウ、シロダモなど。
ニリンソウとムラサキケマンやヤマブキソウ、ショカッサイとの群生の妙は素晴らしかった。赤塚城址は、赤塚公園の大門地区とともに板橋区内でも武蔵野台地の自然が残っている数少ない地域。30分ほどの散歩でいろいろな植物を観察することができた。
バッタ広場に10時半過ぎに到着して、さっそく笹刈。3月下旬の時には、土からさわやかな香りがしたが、あれから3週間ほど。雨が降り気温が上がり、土の呼吸が激しくなっているかのように土を鋸鎌で触ると少しむせるような複雑な甘い香り。
近所に住む会の先輩方は、定例会だけでなく木曜日や土曜日にも笹刈をされているそ
うで、笹原の面積がだいぶ減ってきている。
前回教わった葛の蔓。見分けがつくので、蔓を引っ張って根元をしっかり切る。
葛を用いてかごや縄を編めるというので、許可を頂いて5mほど頂いてきた。
草や低木でおおわれているバッタ広場。お昼前の時間帯にはまだ昆虫は姿を見せなかったが、虫取り網を持った親子ずれが数組顔を見せた。
小一時間の作業で汗をかき喉が渇いてきた。
木陰に入るとすっと汗が引き体温が下がる。緑陰の力はすごい。
地球温暖化でこの夏もきっと猛暑だろうが、緑が増えれば戸外で活動しても木陰に避難して涼しさを味わうことができる。
帰宅後、葛の蔓を二つに裂いて、5分間ほど熱湯でゆでた後、乾している。ゆでた後に、引っ張ってみたがうんともすんとも言わないほど、強靭。しっかり乾いたら、縄を編む予定。