日曜日の午前中、赤塚城址バッタ広場の笹刈ボランティアに参加。
曇り空で日差しが弱く、風もなく、気持ちの良い春の日。
50年ぶりに鎌を持った。幼いころヤギのために毎日草刈りをしていたので、笹もうまく刈れて、気持ちよかった。
鋸鎌(のこぎりかま)は、名前の通り刃が鋸のようにギザギザしていて、草よりずっと硬い笹を刈れる。草刈の時より力を入れて、笹に鎌をかけたらすっと手前に引く。あまりにも硬い時には、まずは先で茎に切れ目を入れてから両手で鎌をひく。
左手で笹の茎を掴み、右手の鎌をさっと手前に引く。最初は左手で笹を握るのがうまくできず、1本刈るたびにそのササを地面において、次の笹を掴む。笹で左手にいっぱいになるまで握れれば、連続作業ができる。
ドンドン効率よく、リズム感よく笹刈が進んでくると、ドンドン体が刈る作業に慣れてきて集中力が増す。
根元から笹を刈ったほうがその後が楽だそうで、出来るだけ地面の近くから切るようにした。何種類もの重なった落ち葉を掻き分けて、根元近くに鎌をかける。腐葉土でおおわれたフカフカの地面からさわやかな香りがする。下の方の落ち葉には糸状菌と思われる白い模様がついていた。
森の中の腐葉土と、草原の腐葉土とはちょっと違う感じ。
落ち葉の種類が多いことと湿度が低いことも関係するんだろうか。
「そろそろ作業を終えます」と声を掛けられるまで、夢中で刈り続けた。約1時間半で畳1畳分ほどの笹を刈る。でもバッタ広場にはまだまだ笹がびっしり、「全部刈り取るまで頑張る」んだそう。
笹と葛で覆われている場所は、春先には昨年に生い茂った葛の蔓を取り払い、同時に根を切る作業をするんだそう。葛の蔓の中には、直径3~5㎝ほどの太さのものがあり、葛の蔓で笹を束にしていた。
刈り取った笹は重ねてほっておくだけでも、カブトムシなどの昆虫の住処になっているという。
初めての笹刈の感想は、笹刈は楽しい、その一言に尽きる。
いたばし水と緑の会の次回は、4/7だが、この日は仕事関係の研修があり参加困難。
毎回参加できるわけではないけど、また参加したい。