フットケアについての修了証をやっとゲット。

肥厚爪や変形爪の切りや整え方について、15回の実技研修後に、筆記テストと実技テストに合格。

実技テストに2時間もかけてしまったが;モデルの方の貴重時間を頂いてとても感謝。

 

この資格の修了証があっても、別にお給料が高くなるわけでも就職先が増えるわけでもない。

 

ただ高齢者のトラブル爪に対する対応力を身につけたかっただけ。

 

視力低下(手元がはっきり見えづらい)、手指の巧緻性の低下、おなかが出っ張て足先に手がとどかない、股関節や膝関節、足関節の柔軟性の低下、腰や肩の痛みなど、いろいろな理由で足の爪が切りにくくなる。

 

そういう方は想像以上に多く、厚く干からびた爪、魔女の爪のように分厚く曲がりくねった爪、ガサガサボロボロの爪、足の爪がほとんどなくなってしまった方など、セルフケアを何年かできなくなった方の爪は数回のケアではなんともしようがない。

 

お家にあるだけのバケツや洗面器にお湯をくんで、両足をお湯に入れて、足と爪をふやかしてから、何回も何回もお湯を変えて足を洗う。最初は汚れでお湯が真っ白。少しづつお湯の濁りがとれてから、今度は爪切り。一番大きなニッパーで爪先からすこしずつ切っていく。

 

そんなことを週二回一か月ほど続けて、やっと少しは見られる爪になり、靴を履けるようになった。

 

お顔は鏡や窓があれば自分の様子が分かる。足の爪は、靴下を脱いでわざわざ見ようとしなければ、簡単には見えない。見たとしても、ただぼんやり見ただけでは気が付かない。

 

足が冷えるからと、お布団の中でも靴下を履いている人が、一日一回靴下の履き替えをすれば、そのときにご自分の足が見えても、芳しくないと気が付かないでいる方が多い。

 

人様のことを言える立場ではないが、面倒くささってきりがない。お洗濯だって着るものがあればいくらでもため込むことはできるし、汗をかきにくい人ならそうそう着替えなくても匂いが強くならないし。足の爪が伸びても、サンダルを履いて移動ができればそうそう苦になる物ではないのかも。

 

ガサガサトゲトゲの乾燥した長い爪が、毛布に引っかかった拍子に爪が剥がれ、足先から出血して、やっとその痛さで爪を切ろうと思った方もいて。

 

面倒でも、手足の爪は整えておいた方が無難なんだけど。

 

 

今年の暑さのために、まだヒガンバナが今年は咲いていない。

暑さ、寒さも彼岸まで。

きっとそろそろ秋空が広がってくれることを期待して、とりあえず一区切りがついたので、再就職活動を再開しようかな。

 

のんびりダラダラ生活が続くと、面倒くささの勝利の日々が続きそうで、怖い。