社長シリーズ
今日で3回続いた、1960年代に活躍した俳優シリーズなんだが、
今日は最初は、市川雷蔵について書こうかと思ってたんだが、以前
書いた彼の絵がなかなか見つからず、かわりに上の森繁久彌のものが
見つかったんで急にこっちに決めた、、つくづくオレってイイカゲン
だよな、それをオレ的には<アドリブで人生を生きている>と他人に
は言う、、臨機応変とも、、
で、森繁久彌の魅力なんだが、、この人も前回書いた三船敏郎と
山村総と同じ、、今はいなくなった古いタイプの、良き時代に存在
した父であり、会社の社長である、つまり人情味に溢れる少しエッチな
中年男というのが彼の持ち味だった、、で代表作と言うと、彼の場合は
作品数が多すぎて、どれを紹介してよいか迷ってしまう、、それでも
誰もが知る彼の代表作はと言えば、上のイラストの社長シリーズそれと
オレはこっちの方が好きなんだが駅前シリーズ、それにわざわざオレの
故郷の福島までやってきてロケをした温泉シリーズが懐かしい、そんな
シリーズものに隠れて目立たないが、彼がまだ40才の時に出演した
<地の崖に生きる者>という傑作があることを表記しておく、この、
作品こそ、今、忘れ去られようとしている彼の最高傑作とオレは
信じる、、戦前から戦中、戦後を今とは比較にならない、道路もない
知床の海で生きた漁師の男の生涯だ、、この作品は、あの名作、、
ヘミングウエーの原作を映画化した<老人の海>、こちらは映画の
古典の名作として<白鯨>と共に有名だが、オレは森繁久彌が演じた
<地の崖に生きる者>は、これらの名作と比肩できる日本映画の
傑作である、と断言する
で森繁久彌のエピソードだが、彼はロケ中に、しょっちゅう相手役の
女優を口説くことで有名だった、で、八千草薫が、その噂を聞いて
ロケ先の旅館で、、当時はホテルでなく日本旅館の襖のドアだった
それで夜中、夜這いに彼がやってくることを予想して襖に突っかい
棒をかませて、、襖がピッタリ閉じて開かないようにした、そこへ
森繁がやってきて<薫さん、明日の撮影のことで話が、>と言って
きたが寝たふフリして、森繁久彌を退散させた、、という逸話が
残っている、、あの時代の八千草薫の美しさはちょっと今の女優が
束になってかかっても適わない魅力だった、、あれに勝るものが
あるとしたらAV女優、百合川さらちゃんのフェラテクしかないな
# 最後は何なのだ、、
ナナ