「生まなきゃよかった。」
見せかけの鎧を徐々に剥がされていく母:静代。
「幸せって何ですか?」
自然の営みに触れ、「いのち」の意味を学ぶあすか11才。
愛に餓え、愛を求めて彷徨う母娘の再生の物語。
中2のお友達からのお勧め本。
普段の嗜好から言うと
このタイプの作品はほとんど読まないかな。
胡散臭いから。
100万人が泣いた!とか特に、ね。(笑)
なんの期待もなく、やっつけ的に読み始めた作品。
親子、兄弟、友達、いじめ、愛、命。
重いテーマをトントン拍子に転がってゆく主人公。
全てを乗り越えてハッピーエンド。
エピソードだけとれば、リアル感は薄く
ありえない、とも思えるのだけれど
こんなことってあるよね、あったよね、て
自分の経験を重ねることでグッと沁みてくるかな。
小4の時に「カビ子」て呼ばれてた子がいたの。
あれはイジメだったんだなー
私はあまりそういうこと分かんない子だったから
隣の席になって話すようになり
その子の誕生会に呼ばれたんだよね。
ウキウキ行ったら、私だけなの。
で、その子のお母さんに「ありがとう」て
「仲良くしてくれて、ありがとう」て言われたの。
なぜだか泣きそうになったんだよね。
今思えば、あれは「切ない」だったんだろう。
そんなことを思い出したよ。
感情移入とは違って、物語を通して
自分を思い出し、見つめるんじゃないかな。
だから
それぞれにそれぞれのハッピーバースディなんだよ。
きっと。
★★★★☆ グッとくる人生に乾杯。