小学校3年生よりサッカー に親しみ、高校時代には三重県代表として国体 に出場。さらに高いレベルでの活躍を求め大学に進学するも、スポーツメーカーのCM 出演がアマチュア規定に抵触し謹慎処分を受けたことを機に退部。大学の知人を介して知り合った寺田農 の付き人を経て、21歳の時に映画 『時計 Adieu l'Hiver』(1986年 、監督:倉本聰 )でデビュー。当時は本名で活動していた。
その後トラック運転手など、様々なアルバイトを29歳になるまで続けながら、端役やアングラ劇団を渡り歩くなどの不遇の時代を送った。1993年 公開の石井隆 監督作品の映画『ヌードの夜』で演じた同性愛者 の役で関係者からの注目を浴び、以降、石井監督作品に立て続けに出演したことで俳優としての礎を築いた。現在の芸名「椎名桔平」は、27歳で所属した芸能事務所「ユマニテ 」で名付けられたもの。
1990年代 の中頃、『いつかまた逢える 』、『BLACK OUT 』、『Age,35 恋しくて 』などのテレビドラマ での好演により椎名本人と同年代の主婦層から高い支持を獲得。以降、実力と人気を兼ね備えた俳優として映画、テレビドラマ、舞台、CMと幅広く活躍している。
2003年 、ドラマ『BLACK OUT 』での共演を機に知り合った山本未來と結婚。
三重県 伊賀市 上野東町に自身がプロデュース、両親が経営するカフェ「Kip's」があり、実兄は埼玉県 所沢市 で、歯科医院を開業している。
現在でもサッカーを続けており、芸能人サッカーチームであるザ・ミイラ に所属している。同チームの発起人である明石家さんま と共演すると、サッカーの話題で盛り上がっている。
2001年 に開催される予定であった 第2回世界クラブ選手権のナビゲーターをラモス瑠偉と務める予定があったのだが、大会が中止になったため叶わなかった。