沢田雅美

• 神奈川県 出身で、十代半ばの1964年 に『ただいま11人 』で女優デビュー、以後多くの青春ドラマ に出演。特に1967年 放送の『渥美清の泣いてたまるか 』の先生シリーズでは生徒役で、渥美 とのからみは絶妙であった。『肝っ玉かあさん 』、『ありがとう 』など主に石井ふく子 プロデューサー が手掛けたホームドラマ の名バイプレーヤーで活躍し「石井ファミリー」の一員であった。

• 1990年 10月 からスタートした『渡る世間は鬼ばかり 』では主人公岡倉大吉 （藤岡琢也 →宇津井健 ）の次女・五月（泉ピン子 ）の嫁ぎ先・幸楽の意地悪な小姑 ・久子役でレギュラー出演。そのイビリぶりが評判をよんだが、1994年 3月 、突然降板し表舞台から姿を消した。交際相手と、師・恩人である石井との確執などいろいろと憶測が飛び交った（他の石井ファミリーからは、雑誌などで批判された）。降板以後は、テレビドラマ出演は急激に減り、"干された"状態になった。この間は、吉幾三 公演・松竹新喜劇 などでの舞台公演やテレビショッピングの司会などで活躍。

• 『渡る世間は鬼ばかり 』の第7シリーズ（藤岡最後の出演、2005年 3月 放送）最終回で、11年ぶりの出演を果たし（この際発表された石井の談話で、最初から確執は無かったとされている）、2006年 4月 から始まった第8シリーズ（このシリーズより大吉役が宇津井に交代）からは12年ぶりにレギュラー復帰した。現在もドラマや舞台など、最近では明るくユニークなキャラクターを生かしてバラエティー番組 などにも多数出演するなど精力的に活動している。

• 特技の日本舞踊と花道は師範であり、小唄と書道は名取の腕前でもある。

• 2009年 9月に新橋演舞場で上演された「おんなの家」で3姉妹を演じた水谷八重子 (2代目) や波乃久里子 とはドラマ、舞台共演等が縁で、普段から実の姉妹のように、昔から3人で一緒に行動を共にするそうで公私共に親交が深い。いい旅・夢気分 にも三人で仲良く出演した。