スティーヴン・スピルバーグが監督を務める映画『フェイブルマンズ』が、2023年3月3日(金)に公開される。ミシェル・ウィリアムズが出演。

20世紀アメリカの子ども時代をパーソナルな視点で描く

『フェイブルマンズ』場面カット|写真1

映画『フェイブルマンズ』は、スティーヴン・スピルバーグが、20世紀のアメリカの子ども時代をパーソナルな視点から深く掘り下げていく作品だ。スピルバーグ自身の子ども時代にインスパイアされており、ある青年が家族の衝撃的な秘密を知ることになる青春物語が紡がれる。

ストーリーを通して観客自身や互いの真実を改めて見つめることができ、観るものに影響を与える“映画の力”を追求した作品になっているともいえる。

ミシェル・ウィリアムズら豪華キャスト

『フェイブルマンズ』場面カット|写真2

■サミー・フェイブルマン...ガブリエル・ラベル

初めて映画館を訪れて以来、映画に夢中になった少年。『ザ・プレデター』のガブリエル・ラベルが演じる。

『フェイブルマンズ』場面カット|写真3

■サミーの母...ミシェル・ウィリアムズ
出演者には、アカデミー賞に4度ノミネートされているミシェル・ウィリアムズが担当。

■サミーの父...ポール・ダノ
THE BATMAN-ザ・バットマン-』のポール・ダノが務める。

その他にも、『スティーブ・ジョブズ』のセス・ローゲンら、豪華キャストが集結。

トニー・クシュナーが共同脚本

『フェイブルマンズ』場面カット|写真4

脚本は、『エンジェルス・イン・アメリカ』、ミュージカル「Caroline, or Change」などを手がけた劇作家トニー・クシュナーとスティーヴン・スピルバーグの共同脚本となる。尚、クシュナーは、スピルバーグ監督作『リンカーン』と『ミュンヘン』でオスカーにノミネートされた経歴を持つ。

さらに、製作にはスピルバーグとクシュナーに加え、『ウエスト・サイド・ストーリー』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』のクリスティ・マコスコ・クリーガーも参加する。

第80回ゴールデングローブ賞で主要5部門にノミネート

『フェイブルマンズ』場面カット|写真5

『フェイブルマンズ』は、第47回トロント国際映画祭にて最高賞である観客賞を受賞。同映画祭の観客賞は、過去10年の受賞作品がもれなくアカデミー賞作品賞にノミネートされており、『フェイブルマンズ』もアカデミー賞の最有力候補に。

さらに、第80回ゴールデングローブ賞にて作品賞(ドラマ部門)、ミシェル・ウィリアムズが主演女優賞(ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、作曲賞の主要5部門にノミネート。監督賞を受賞した場合は、スティーヴン・スピルバーグにとって『プライベート・ライアン』以来24年ぶりの受賞となる。

尚、過去にトロント国際映画祭にて観客賞を受賞した『ノマドランド』『グリーンブック』『それでも夜は明ける』はアカデミー賞作品賞の受賞まで見事に果たしている。今後の『フェイブルマンズ』の賞レースでの躍進にも注目だ。

【詳細】
映画『フェイブルマンズ』
公開日:2023年3月3日(金)
原題:THE FABELMANS
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:スティーヴン・スピルバーグ、トニー・クシュナー
出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、セス・ローゲン、ガブリエル・ラベル

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