フランソワ・オゾン監督・脚本の『苦い涙』

フランソワ・オゾン監督・脚本の映画『苦い涙』が、2023年6月2日(金)より公開される。

フランソワ・オゾン監督・脚本の『苦い涙』

フランソワ・オゾン監督・脚本による『苦い涙』は、かつてドイツの映画監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが1972年に公開した映画『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』を自由に翻案したアレンジ作品。ドイツ・ブレーメンを舞台に、恋人と別れ落ち込んでいる映画監督・ピーターが、若く美しい青年・アミールに恋をして翻弄される姿をユーモアたっぷりに描いた物語となっている。

＜映画『苦い涙』あらすじ＞

恋人と別れて激しく落ち込む映画監督・ピーターは、親友で大女優のシドニーが連れてきた青年・アミールに一目で恋をする。ピーターはアミールに才能を見出し、自分のアパルトマンに住まわせ、映画の世界で活躍できるように手助けするが…。美しい青年・アミールに翻弄されていく。

主演に『悪なき殺人』のドゥニ・メノーシェ

主人公のピーターには、『ジュリアン』『悪なき殺人』など、フランス映画界で引っ張りだこの俳優ドゥニ・メノーシェを起用。またアカデミー賞2度ノミネート、セザール賞最多5回受賞の名優イザベル・アジャーニがオゾン作品に初出演。ピーターの親友で大女優シドニーを演じ、ミステリアスで強烈な存在感を放つ。さらにピーターの母親役は、ファスビンダーの1972年オリジナル作品にも出演し、2023年の『すべてうまくいきますように』に続きオゾン作品の出演となる名優ハンナ・シグラが務める。

【詳細】
映画『苦い涙』
原題：Peter Von Kant
公開日：2023年6月2日(金)
監督・脚本：フランソワ・オゾン
出演：ドゥニ・メノーシェ、イザベル・アジャーニ、ハリル・ガルビア、ステファン・クレポン、ハンナ・シグラ、アマンテ・オーディアール