今日は1日お休みで、
何もすることがない独身女。
そんなにお金をかけずに楽しみたいので
メルカリで買った、この本を読むことにした。
更級日記
菅原孝標女
あらすじ
名作、菅原の孝標女「更級日記」が江國香織訳で鮮やかに蘇る。
「源氏物語」に憧れて育った少女が父の帰京に伴い、京で念願の物語を入手する。
宮仕え、結婚、晩年は仏教に帰依してゆく、女の一生を綴った、
読みつがれる平安時代の傑作日記文学。
グッときたポイント
江國香織さんの訳で、古典作品というハードルの高さはまるでなく、楽しめて読める。
平安時代の時代感を感じられて楽しい。和歌のやりとりや、景色を愉しむ様子は現代人にはない感性だと思う。
こんな人におすすめ
何となく人生が楽しくないなあと思ってる人たちにもおすすめかもしれない。
平安時代の人たちは今よりももっと苦しみの多い世界に住んでいたが
豊かな感性、おおらかさ、ユーモアで乗り越えてきたのだろうと思う。それでも、生きることは苦しい。
だから、みんなそうなんだな、と思って少し心が軽くなる。