Huye2日目。
ここで、Huyeについて。
 
Huyeは、大学がたくさん集まる学術都市で、
大学生もたくさん住んでいるから
かなり治安が良い。
 
首都Kigaliみたいに、主な道路は
ちゃんと整備されていて
ガタガタしていないし、ごみも少なくて綺麗。
街並みも、中心部はKigaliに負けず綺麗。
高級住宅街もあって、そこのおうちは
大きいしお洒落だし、目の前の道路は
石畳になっていてお洒落。
ここだけ見たらKigaliにいるみたい。
 
 
でも、Kigaliほど交通量は多くなくて
自然が豊かで静か。
物価が安く、バスターミナルで売ってたサモサの値段は
Kigaliで見たものの4分の1。
あまりムズング慣れしてないみたいで
Motoでも小さい店でも
ぼったくりしないで、ちゃんと適正価格で売ってくれる。
 
そして、物乞いの数は、Kigaliより明らかに多い。
物価の高いKigaliに住めるだけで裕福な証拠らしい。
私の住んでいるところではめったに言われない
「Give me money」もすごく多い。
すれ違う子供たちの多くが、
私を見て言ってくる。
 
そんなHuye2日目の朝を迎えました。
 
このシェアハウスでは
シャワーは水しか出ないから
朝浴びることにした。
朝起きて、すぐに朝シャワ!
水がほんとに冷たくて・・・。
 
インドネシアの時は、水だったし
そもそもシャワーじゃないし夜だったけど
暑かったから気持ち良かった。
でも、Huyeって、Kigaliよりもかなり寒くて
修行してるみたいだった。(笑)
 
いつもは、お湯を沸かして
冷たい水と混ぜて使っているらしく
朝、用意してくれる予定だったらしいけど
私が朝早く起きすぎてしまって・・・。
水で浴びたって言ったら
すごくびっくりしてた。
 
インドネシアの時の話は
 
ゆうきさんが
朝ごはんもパンとコーヒーを用意してくれて
パンにアボカドディップを挟んで食べた。
 
途中からおねちゃんさんも加わって
朝ごはん食べながら
昨日の夜のお話の続きをしてくれた。
私の話も聞いてアドバイスをくれた。
 
ゆうきさん、おねちゃんさんたち5人は
Protestant Institute of Arts and Social Sicice
略してPIASSっていう大学に留学している。
この大学では、主に佐々木先生のもとで
平和学とか平和構築とかを勉強している。
 
佐々木先生は、
Rwandaの紛争問題と平和構築の
研究をしておられ、
ジェノサイド後の「癒しと和解」プロジェクト
をやっている。
 
話を聞いていると
Reconciliation:和解 が主なテーマらしい。
 
日本人留学生たちは、みんな夜間で
18時から21時だから昼間は大学ない。
毎週水曜日の昼間に小学校に行き
佐々木先生のReconciliationに関する活動の
お手伝いをしているらしい。
 
小学校では、花を育てたり、
キテンゲでブックカバーをつくったり、
ものづくりを通して和解を進めようとしている。
 
でも、ジェノサイドが起こったのは24年前。
今の小学生はまだ生まれていないはず。
それなのに、和解が必要なのか?
いまだツチ、フツの間で対立があるのか?
親の影響?
 
なぜ、小学校でそういう活動が必要なのか。
聞いてみたら、
子供たちの間で、いまだに差別とか偏見とか
あるわけではないけど、
やはり、経済格差があって
貧富の差がはっきりしてしまっているらしい。
 
具体的な例を一つ上げると、
「Aちゃんは、授業中寝てるし
臭いからきらーい。」
って言われて、いじめられる。
 
「なんで、Aちゃんは授業中寝ちゃうかわかる?」
って聞くと、
「Aちゃんのおうちは、お金なくて
Aちゃんも働かなきゃいけないから。」
って、ちゃんとわかっている。
臭いのは、体を洗う水もないから。
 
大学の授業の一環として
ジェノサイドのサバイバーの方に会って
お話ししたり、実際に、
和解の現場に立ち会ったりもするらしい。
 
和解は、成功する事例ももちろんあるけど
必ずしも和解が成立するとも限らず
今でも、全くその傷は癒えていない。
 
今、Rwandaではジェノサイドの話は
タブーとされていて、なかなか
Local staffとかにも
ジェノサイドの話はしにくい。
今は、平和そうに見えていても
心の中ではいつか復讐してやろうと
思っている人がいるという話も聞いたことがある。
 
本当のことを知りたいって思っていても
なかなか知れることではないから、
生の声が聞けるのは
めったにできることじゃない。
 
Rwandaに来る前に
学校の授業でもジェノサイドについて学んだし
自分でも自分なりにちゃんと調べてきて
RwandaのLocalの人は
誰もが、誰かしら家族を亡くしていて
心に深い傷を負っているんじゃないか
って思っていたけど、
そんなこと聞けなかったし、
そう感じられる場面にも遭遇せずに
2か月以上を過ごしていた。
 
でも、Huyeにきて、
大学の授業の一環だからこそ聞けた
真の声を聴くことができた。
初めてRwandaの人々の状況や思いを
少しだけ理解できた気がした。
考えさせられることも多く
Huyeに来て、ゆうきさんやおねちゃんさんに
出会うことができて良かった!
 
今度、Rwanda人のお友達のお宅に
ホームステイさせていてだけることになった。
佐々木先生の講義が始まったら
ぜひ聞きにおいでって言ってくれた。
毎週水曜日の小学校のお手伝いも
誘っていただいた。
今度Huyeに来るときも、
シェアハウスに泊まっていいよ
って言ってくださった。
 
これでまた色んな人と繋がることができる!
出会いは出会いを呼ぶ。
こういう人との繋がりは
本当に大切にしていきたい。
 
ゆうきさん、おねちゃんさん、
2日間、本当にありがとうございました!
また、よろしくお願いします!
 
続く>>>