千秋の軽自動車で同窓会お迎えダメ騒動について | リアルを語るコラムニスト

リアルを語るコラムニスト

日々のニュースや事件を分かりやすく説明するブログ。

先日、こんなニュースがありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150120-00000002-jct-ent

要約するとノンストップの番組内で、ある男性が自分の妻の同窓会に軽自動車で迎えに行ったら、妻からお礼を言われるどころか、「恥ずかしいから迎えに来ないで」と激怒された、という相談があり、その話を聞いた千秋がこの妻の気持ちがよくわかると肯定し、「軽自動車なら目につかないところ、ベンツなら目の前に乗りつけてほしい」と発言したそうです。

千秋によると、「同窓会から帰る女性というものはレッドカーペットの上を颯爽と歩いているようなもの」だそうです。

さて、ネット上ではこの発言に対して反対意見が続々とあがっていますが、やはりどこにも本質が出ていないので、解説したいと思います。


まず、同窓会というものが見栄の張り合いの場という事を否定するつもりはありません。
個人がどういうコンセプトでそのパーティーに行くかは自由です。
(私個人としてはそんな同窓会に興味はありませんが・・・)

しかし、絶対に認識すべきことは、見栄を張り合う同窓会は「シンデレラごっこ」だということです。
子供のおままごとと変わらない、ただの「ごっこ遊び」ということです。
別にいいんですよ、大の大人が「シンデレラごっこ」で楽しんだって。

ただし、シンデレラが「自分は本当は貧乏人なんだ」、と目を覚ますタイミングを間違ってはいけないのです。

一般人の妻が同窓会という「シンデレラごっこ」を楽しみ、貧乏人という現実に目を覚ます時、それは「自分の家族に会った時」なんです。

同窓会の会場の出入り口で、家族が迎えに来ているなら、その時が目を覚ます時なんです。
周りにまだ同級生が多くいようが、自分の家族が目の前に現れたなら、その時が目を覚ます時なんです。

家族が迎えに来ないなら、自宅のドアまで「ひとりシンデレラごっこ」してたって構いません。

でも、妻にとって一番大切な人に会ったら、「ごっこ遊び」から自分の本当の姿に戻らなくてはいけません。

なぜなら、それがその人(妻)の本当の姿であり、なによりも優先すべき、そして自信を持つべき生活スタイルだからです。

他人に見られている間、ずっと「シンデレラごっこ」したいと考えるのであれば、自分の家族のライフスタイルよりも世間体を優先します、と言っている事と同義です。


同窓会に軽自動車に乗った夫が迎えに来たら、世間体など気にせず0.2秒で「シンデレラごっこ」をやめて、現実の家族のもとへ笑顔で帰っていくという女性の方がずっと素敵だと思うのは私だけではないはずです。

こんな簡単な答えを導き出せず、主婦代表のような顔して「ベンツで乗り付けろ」という千秋はコメンテーターとして失格だと真面目に言わざるを得ません。

コメンテーターなら何を言っても良いわけではありません。
世の中が良い方向になる内容を発言すべきです。

「妻の同窓会に迎えに来るなら、軽自動車なら目につかないところ、ベンツなら目の前に乗り付けろ」

という発言で世の中が良い方向になるわけがなく、主婦代表のような扱いで発言するべき人物ではない事は明らかです。

まぁ、千秋や番組内で紹介された「シンデレラごっこ」から抜け出せないバカ女なんて、ごく少数だとは思いますが・・・。

きっと女性からしても「主婦代表ヅラで勝手なこと言ってんなよ、千秋」と思われているのでしょうね。